【怖い音楽】アニソンの怖いけど中毒性の高い音楽【ダーク・狂気】

いつの間にかシリーズ化してしまった、怖い音楽シリーズです。怖いゲーム音楽に続く今回は、怖いアニソン。

アニソンは「物語のはじまりだぜ~!」というわくわくした気配に満ちみちた元気いっぱいの曲も、エロゲソングにも多い電波系の曲も大好きなんですが、なんとなく怖い気配が忍び寄るアニソンもめちゃくちゃかっこいいです。おすすめの曲をまとめてみました。

ダンタリアンの書架「yes,prisoner」

ガイナックス制作のアニメ、ダンタリアンの書架。エンディングテーマはmaRIONnetTeが手がける「yes,prisoner」。maRIONnetTeは、元JUDY AND MARYのリーダーであり、音楽プロデューサーでもある恩田快人さんのバンドです。ダンタリアンの書架の楽曲を手がけるために結成されており、アニメの世界観が究極に追求されています。

作詞は『下妻物語』の嶽本野ばら先生が手がけており、ゴシックロックテイストの楽曲とバッチバチにマッチしています。ためてためてためて、最後に爆発するタイプの曲なので、ラストへ向けてどんどん盛り上がっていく展開に、ざわざわわくわくします。

 

悪の華「花 -a last flower-」

「悪の華」アニメ1話のエンディング、教室のロッカーで体操服袋がばさっと落ちるのと同時に突然流れはじめたこの曲。子供を寝かしつけたあと、一人きりのリビングでアニメを見ていたといううちの姉は「怖すぎて泣いた」と言っていました。

「はながさいたよ」というバキバキに加工された音声からはじまり、その音声をベースに楽曲がはじまっていきます。パイプオルガン風の音が奏でる絶妙なレトロ感は、シティポップの神である大瀧詠一氏の「空とぶくじら」を思い出させるのですが、ちょっと足を踏み外すだけでこんなに不安な仕上がりになってしまうのだな……とおののきました。

個人的に数あるアニソンの中でも1位2位を争うくらいかっこいいと思っている、大好きな曲です。

 

ひぐらしのなく頃に 解「奈落の花」

怖いアニメとかトラウマ作品というカテゴリのことで盛り上がるときに、絶対に外せない「ひぐらしのなく頃に」。こちらは、続編である「ひぐらしのなく頃に 解」のオープニングテーマです。

作品の世界に寄り添う不穏な雰囲気の曲ではありますが、楽曲を手がけた島みやえい子さんはインタビューで「前作のまったく救いがない世界と違い、今回は救いがある、絶望的じゃない」という部分に惹かれ、イメージを膨らませて作成したことを公言していて、そのあたりも踏まえて聴き直すとまた違った質感に思えるかもしれません。

 

囮物語「もうそう♡えくすぷれす」

物語シリーズの人気キャラクター、千石撫子(CV花澤香菜)が歌う楽曲。化物語<なでこスネイク>のオープニングテーマ「恋愛サーキュレーション」ではあざとすぎるほどにあざとかわいく、人気アニソンの新時代を築いた御方です。しかしただでは帰さないのが物語シリーズ。めちゃくちゃ信頼できますね。

この楽曲は、歌詞についてもMVについても「恋愛サーキュレーション」と対比的になっています。逆再生にするだけで、あのかわいすぎる楽曲がここまで不穏になるのか……とゾッとします。笑顔も意味が変わってくる。めちゃくちゃ怖いです。

なぜこんなに怖く感じられるかと言うと、囮物語のストーリーとリンクしているから。歌詞についても、読んでいくネタバレというか色んな意味をはらんでいることが分かります。何も知らずに「恋愛サーキュレーション」のイメージだけで歌詞を読めば、むしろ純粋でかわいい乙女の恋愛ソングっぽいのですが、本編を踏まえるとイントロの笑い声だけでおしっこちびりそうになります。

 

【関連記事】

【怖い音楽、怖い動画】Jérémie PérinによるフランスのアーティストDyE『Fantasy』のMVが怖い

【怖いゲーム音楽一覧】精神統一のために聞きたい神曲

谷山浩子の怖い曲『悪魔の絵本の歌』『Rolling Down』の意味や解釈が知りたい

映画化もした中山昌亮「不安の種+」で特に怖いエピソード

【怖いネタ】東京吉本芸人の怖いネタ、ネタバレオチも含めて紹介

【怖いネタ】東京吉本芸人の怖いネタ、ネタバレオチも含めて紹介

ファイル・ロケーション: ホラー