スプラトゥーンのように、曲を聴くだけでテンションが爆発的にあがるゲーム音楽がありますよね。
その一方で、ゲームに登場する怖い音楽も不思議な魅力があり、定期的に聞きたくなります。
なんとなく怖い、どことなく不穏、それでもなんだか聞きたくなる……というゲームミュージックを集めてみました。
ポケットモンスター 赤・緑「シオンタウン」
もはや説明不要、怖いゲーム音楽の代表的存在。ゲームボーイらしい、チープな音が不安を助長させます。
当時、ゲームをプレイしていた子どもたちが、シオンタウンに差し掛かったところで謎の心身の不調を訴えたという「ラベンダータウン・スーサイド」という都市伝説さえ作り出しました。何年経っても、ふいに聞きたくなる神曲です。
ドラッケン「ANAK」
以前、記事としてまとめた伝説のクソゲーレトロゲーム「ドラッケン」。
記事でも書いたのですが、ドラッケンの世界には訪れるだけで無料で膳回復してくれるという超絶優しい仕様のスポット「ANAK」があります。しかし、薄暗いANAKで流れている宗教歌のような音楽がめちゃくちゃに怖い。ドラッケンに登場するあらゆるダンジョンBGMや敵BGMと比較しても、ぶっちぎりで一番怖い。なぜ回復スポットのBGMにしてしまったの……!?
ファイナルファンタジー5「封印の書」
蜃気楼の町などで流れている曲です。町の曲とは思えない、なにやら不穏な変拍子の曲が中毒性抜群。
蜃気楼の町はフィールド上で確認することができず、敵とのエンカウント音とともに町に入ることができます。チョコボに乗っていたときにドゥンドゥン!(エンカウント音)に見舞われて「え!?何!?」と心臓が爆発した記憶とともに、自分の中で名曲ゲーム音楽ランキング殿堂入りです。
ファイナルファンタジークリスタルクロニクル「ティダの村」
FFシリーズより、FFCCのティダの村は、他の場所に比べて圧倒的に暗くて不気味だったので印象に残っています。
沖縄の方言で「ティダ」は太陽だそうですが、今やかけ離れた状態になってしまった、という悲しい歴史と廃墟感を助長する音楽のバランスが絶妙です。
ポケットカメラ「にげてどうする」
いまだに思い出すだけで泣きそうになる、ガチモンのトラウマです。
メニューの「にげる」というコマンドを選択すると「にげてどうする」という言葉とともに、顔にラクガキをされたおじさんが登場するという仕様は、控えめに言っても正気の沙汰じゃない。
Silent Hill 4: The Room「Room Of Angel」
ホラゲの曲なんて怖いに決まってるだろ!というツッコミが入りそうな選曲ですみません。
山岡晃さんの「Room Of Angel」は、薄暗い雰囲気の曲ではありますが、普通にめちゃくちゃいい曲です。というかサイレントヒル4はどの曲も神曲です。
聖剣伝説3「幽霊船」
幽霊船は不気味ですが、なぜか心惹かれるものでもあります。
そんな中、聖剣3の幽霊船は「普段の移動時にお金を払って、大切なインフラとして船を利用している」という前提からの「お金はいらないといわれて船に乗ったら騙された、幽霊船だった」というシチュエーションが、幼きプレイヤー(私)にとって、強烈なほどにショックだったことを覚えています。
スーパーマリオ64「無限階段」
パワースター70個以下でてんくうのたたかいの階段に差し掛かると、上ってものぼっても上りきれない階段を上りながら不穏な音楽を聴かされるという地獄を味わう羽目になります。
きれいなシンセ音で奏でられるむちゃくちゃな不協和音が、地獄感を引き立てて泣きそうになります。