皆さま、「やきそば弁当」という商品をご存知ですか。東洋水産株式会社が展開する、マルちゃんのカップ焼そばシリーズです。北海道内はわりとどのスーパーでも手に入り、道民御用達コンビニであるセイコーマート、札幌駅、新千歳空港などいたるところでほぼ100%購入できるB級グルメです。
北海道限定商品として展開されていますが、実は関東のスーパーでも購入できるというアツい情報を手に入れました。
やきそば弁当という道民ソウルフード
北海道限定のマルちゃん「やきそば弁当」シリーズは、通称「やき弁」と呼ばれる北海道民御用達のカップ焼きそばです。
知人の北海道民は「ペヤ○グとかUF○とか邪道だわ!やき弁が一番うまい!それ以外は食べてもなんか違う!」と言っていました。静岡県民がファミレスのハンバーグを食べて「さわ○かのハンバーグと全然違う……」と感じる現象と同じようなことだと思います。
やき弁の何が特徴かというと、スープつきというポイント。湯切りの際にお湯を捨てず、付属の「中華スープのもと」を溶くことによって、焼きそば+スープというランチセットを実現できます。味もおいしい。
やき弁は関東のスーパー・コンビニで買える
そんなやき弁のブランド力を引き立てているのが「北海道でしか購入できない」という限定性です。
しかし最近、関東圏のスーパーやコンビニにおける目撃情報が相次いでいます。
数年前、某カップ焼きそばの回収問題が発生したときは特に、空いた棚を埋める役割を果たしているやき弁の目撃情報が多数寄せられました。理由はよく分からないままなのですが、都内では特にイトーヨーカドーで目撃されることが多かったようです。
また「近所のセブンイレブンに売っていた」という目撃情報もあったことから、セブンアンドアイホールディングスとやき弁の関係性にただならぬ何かがあるのかもしれません。社長、ひょっとして道民か?愛すぜ……。ということで私もやき弁探しの旅に出かけました。
秒速で見つかった関東に染まりしやき弁
そしたらあった。最寄りのスーパーに当たり前のように陳列されていた。イトーヨーカドーではない、地域密着型スーパーです。うそでしょ?いつからいた?
写真は、お迎えしてとりあえずソファにかけていただいているご様子です。遠いところからいらしてくださったので……。お茶の一杯でも出さなきゃ失礼極まりないと思いまして……。大して美味しくない粗茶ではありますが……。
ちなみに私が足を運んだスーパーでは、カップ麺のコーナーの近くで面陳列されていました。手厚い待遇です。さらに「北海道限定商品!」という、おそらくパートの女性が手作りしたであろうポップも張られていて、大変優遇されていました。
しかしなぜか、定番のソース味はなし。なんでや!!塩味と、たらこ味バター風味とやらがありました。たらこ味バター風味なんてはじめて見たぞ!
調べてみると、2016年2月から発売されているニューカマーだそうです。地味に衝撃。関東でも気軽にやき弁を購入できるだけで驚きなのに、新商品までぬかりなく入手できるなんて……むしろ北海道限定とはなんだったのか……。
とりあえず購入して、レジでわざとらしく「いや~まさかここで買えるなんで……うれしいな~売ってるもんだね~ありがたいな~」とつぶやいておきました。今後継続発注されてほしいです。
やき弁実食の巻
はい、分かってました。間違いなく美味しいです。そしてどう考えてもやっぱり中華スープシステムが最高すぎる。
本当に疑問なんですが、このシステムをすべてのカップ焼きそばに導入できないものでしょうか?なぜやき弁にしかないのでしょうか?特許とか知的財産とか、なんだかそういう大人の事情が絡んでいるんでしょうか?
やき弁とまったく同じ中華スープを普及させることが難しいのは当然として、この「湯切りのお湯を使ってもう一品増やしちゃう」という主婦の裏ワザメニューのようなシステムを、ありとあらゆるインスタント食品に取り入れてほしいです。本当に大発明だと思うので、ジャパニーズスタンダードになってほしいです。
どんどん新しい味も誕生しているやき弁先生。今後も関東関西日本全国色んな場所に住んでいる私たちの生活に寄り添ってくれよな!
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