仕事やらなにやらしなければいけないことがあっても、人間とはつい一人でだらだらしてしまう悲しき生き物。そこで友人たちと「泊まり込みで作業する会を開くぞ!!」という計画を立てております。プログラマーの方には馴染み深い「開発合宿」というやつですね。作業に行き詰まりを感じていたり、効率アップを目指したりするための合宿ですが、ポイントを押さえないとひたすら楽しい旅行になってしまうので危険です。
開発合宿・作業合宿のメリット
旅館やらホテルやらに機材を持ち込み、泊まり込みで行う合宿。最近ではこうした合宿の需要が高まってきていることから、旅館やホテルが「合宿プラン」を用意しているケースもあります。合宿プランでは、貸し出し可能なオフィス機器が充実している、広い部屋が使える、料理が充実しているなどのうれしいポイントが充実しています。そして何より、合宿には色んなメリットが期待できます。
□効率アップが期待できる
合宿では作業環境をがらりと変えられるため、これまで以上に作業効率のいい環境で作業に没頭できます。家だとついテレビを見てしまう、漫画を読んでしまう、という悲しいさだめは誰しも経験すると思うのですが、旅館やホテルなら作業をするしかなくなり、自動的に作業モードに。なにより同じ目的を持った友人や社員たちと空間をともにするため、緊張感をキープできるのもうれしい。
□下手したら社内や自宅よりも設備がいい
先ほど軽くご紹介した通り、今「合宿プラン」を用意している宿泊施設は少なくありません。そして、そうした宿泊施設の設備は軒並みめちゃくちゃいい!例えば3Dプリンター完備とか、iPad pro&Apple pencil貸し出しOKとか。いつか使ってみたかったツールを試す機会になるかもしれません。しかも、家電量販店の店頭サンプルと違って、場合によってはまる一日自分のもののように自由に使えるかもしれないというめちゃくちゃ贅沢な環境!
毎日の生活で、地味にストレスになるのが風呂や食事を準備すること。疲れて帰ってきたとき、これらをこなさければいけない……と考えるだけで気分が憂鬱になる大人は多いはず。
しかし旅館やホテルなどの宿泊施設なら、何もしなくても美味しい食事が出てくるし、いつでも温泉に入れる!リラックスできる環境が整っているので、うまく息抜きしながら作業に没頭できます。
合宿前に準備しておきたいこと
こうしたメリットの多い合宿ですが、実際に実行へ移すためにはしっかりとした準備が必要なのでポイントをご紹介していきましょう。
□スケジュール調整はしっかりと
合宿へ行ったことで毎日の業務や作業に差し支えてしまえばもともこもなし。メンバー調整およびスケジュール調整をして、いつから何日間どこへ行くのか決定しましょう。参加メンバーをちゃんと確認した上で、LINEなどのグループを作成しておき、連絡漏れがないようにしましょう。
□あらかじめ意見を聞いた上で無理のない費用感にする
絶対に避けたいのが金銭のトラブル。ともすれば参加メンバーのあいだに亀裂を生みかねません。
まず最初に「おおよその希望費用を教えてほしい」と相談した上で、全員が納得する施設やプランを探しましょう。そして最初に伝えた費用から変わることがあれば、必ず伝えることを忘れずに。「こんなにかかるなんて聞いてない!」というトラブルは、本当に本当に友情をぶち壊しますので絶対に避けたいもの。
合宿向け施設では、会議で使われるホワイトボードやプロジェクター、あるとうれしい3P/2P変換アダプタ、プリンター、3Dプリンターなどが完備されているところもあります。もちろんすべての施設で必ずあるわけではないので、「これは絶対使いたい!」という設備がある場合には調べておきましょう。大きな設備を持ち込む場合には、施設側に了承を得ておくのも大切です。
□環境の希望を確認しておく
人によって「近くにコンビニがある施設がいい!」とか「周辺にまったくなにもないような場所で集中して作業に打ち込みたい」といった希望があると思います。さらに「都内から2時間圏内がいい」とか「普段はなかなか行かないような都内から離れた自然の多いところがいい」という、立地の希望もあるはず。参加メンバーのこうした希望を踏まえて、行く場所を絞り込んでいきましょう。
□Wi-Fi環境があるか事前に確認しておく
施設選びのポイントとして絶対にチェックしたいのは、「Wi-Fi環境が整っているかどうか」。今、合宿向けプランを用意していなくとも多くのホテルでWi-Fi環境が整っていますが、例えば地方の古き良き旅館なんかの場合にはネットワーク関係が未整備の可能性があります。いざ行ってなにもできない!とならないよう、しつこいくらいにチェックしておきましょう。
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