プログラミング初心者がぼんやり「プログラミングとか学んでみたいな~」と思っても、不思議なもので十中八九うまくいきません。たぶん「なんかやってみたい」という動機に対してやらなければいけないことが多く、かつすぐさま効果が出るわけでないから、心が折れてしまうんですね。
独学で学ぼうと思ってもうまくいかないときは、プログラミングスクールを活用して、先生の監視下でガシガシ学んでいくのがおすすめです。
プログラミングスクールは星の数ほどあり、サラリーマンでも主婦でも学生でも都内住みでも地方住みでも海外住みでもエンジニアでもまったく無知でも自分に合った授業が受けられるため、よく比較・検討してから申し込まなければいけません。
授業料は無理なく支払えるか
数多のプログラミングスクールを比較する上で、まず気になる授業料。0円から数万円まで、かなり幅が広いです。
就職を前提に企業側から支援金を受け取っているプログラミングスクールの場合には、無料で受講できる場合もあります。ただし、そうしたプログラミングスクールは、転職する予定のない社会人は通えないので注意。
どんな講師がいるか
楽しく学ぶ上では、講師との相性がかなり大切です。「全然分からない!自分にはプログラミングが向いていないんだ!」と思った人でも、他の講師の授業を受けたら「すごく分かりやすい!面白い!」と感動した……という話、ほんっとうにあるある。
公式ホームページ上で講師の紹介を行っているプログラミングスクールもあるので、講師がどんな人か、どんな分野で活躍しているエンジニアなのか確認しておきましょう。
体験授業ができるかどうか
どんなに人気の講師でも、自分にとっては分かりにくい、という場合があります。それは講師が悪いわけでも、受講者が悪いわけでもなく、やっぱり相性の問題です。
本契約の前に、体験授業ができるかどうか確認しましょう。無料体験ができるなら、複数のプログラミングスクールを体験してから絞り込むのがおすすめ。
通学は必要か不必要か
オンライン上で完結する、通学不要のプログラミングスクールもめずらしくありません。社会人や主婦など忙しい人にはオンラインタイプがおすすめ。
ただし、通学式の方が色んな人とコミュニケーションがとりやすく、友人が増えるきっかけにもなります。
身につけられるスキルは何か
「PHP」「CSS3」「JavaScript」「MySQL」「jQuery」など、プログラミングスクールで学べる言語はたくさんあります。どの言語について学びたいのかを決めた上で、対応しているプログラミングスクールを選ぶようにしましょう。
言語の違いが分からない、何から学べばいいか分からないときには「どんなもの(システム、アプリなど)が作りたいか」をよく考えておきましょう。
マンツーマンか集合授業か
授業の形式もプログラミングスクールによって違います。大きく二分すると、先生1人に複数の生徒がつく集団授業タイプとマンツーマンタイプに分けられます。
授業形式によって授業料も変わるため「しっかり知識を深めたいか」「低コストで気軽に学びたいか」など、希望を固めておきましょう。
就職・転職サポートはあるかどうか
授業料無料のプログラミングスクールでは、技術と知識を教えるだけでなく、就職や転職をサポートするところまで責任を持って行ってくれます。
その分「仕事につなげたい」という意欲がそこまで高くない人にとっては、居心地が悪く感じられるかもしれません。「趣味でなんとなくプログラミングを学んでみたい」という人が、授業料無料に惹かれて入校してしまうと半強制的に転職ルートに導かれてしまう可能性も……。
資格は取得できるか
就職・転職サポートがなくとも、授業の先の目標として「資格取得」をサポートしてくれるプログラミングスクールもあります。
今すぐ仕事につなげることよりも、資格を手に入れることが目標の場合はこちらがおすすめ。
実績一覧をチェック
例えば「このコースで学んだ生徒が、こんなアプリケーションを作りました!」「○○技術者認定を△△名輩出しました!」というように、プログラミングスクールごとに実績は大きく違います。
魅力を感じるプログラミングスクールが複数ある場合には、実績一覧を参考に、より惹かれるほうを選びましょう。体験入学や問い合わせのときに、担当者に質問してみるのもいいかもしれません。
難易度については、申し込み時にすり合わせることができるためあまり心配しなくて良いと思います。例えばめちゃくちゃハイレベルな内容を扱って、大手企業人材をバンバン輩出しているプログラミングスクールでも「初心者なので基礎からやりたいです」と相談すれば、応えてくれます。
何より大事なのは相性。これ次第で、モチベーションも身につき方もまるで違います。見学や体験授業は、がんがん利用してください。
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