あれば使う、なければ使わない、このちょうどいい距離感で付き合えるアイテム、それがフェイスマスクです。ご当地限定商品なども展開されるフェイスマスクは、旅行のお土産にもらう機会も多く、気がついたらどんどん溜まっていきます。冬になったら使おう、とか気合を入れたいときのスペシャルケアにしよう、とか思っていると時間が経ち、いつの間にか放置状態になることもしばしば。
そして、そうこうしているうちに使用期限が切れてしまう、という悲しき事態に陥ることを何度も経験したため、今一度自戒をこめてフェイスマスクの使う上でのルールについて調べてみました。
フェイスマスクの使用期限について
例えば旅行のお土産でお菓子をもらったら「消費期限」「賞味期限」をチェックしますよね。同じように、フェイスマスクを手に入れたときも「使用期限」に注目しなければいけません。
「この期間内なら安心して使えますよ~」という目安。あくまで目安ですが、お肌のためには古いものを使うのは避けたいところです。どんなにお肌にいい美容液でも、経年劣化したものをデリケートなお肌に使ってしまうと、肌荒れやニキビが起きやすい状態になってしまいます。
使用期限にまだ余裕があるフェイスマスクでも、開封後時間が経っていたり、保存状態が悪かったりすると劣化して、結果的にお肌に悪い状態になってしまうので注意しましょう。
【フェイスマスクの状態を見極めるには】
- フェイスマスクを取り出したときに、変なにおいがする
- フェイスマスクや美容液の色が変わっている
- 肌に触れたところに違和感がある
このような状態のフェイスマスクは、使わないようにしましょう。(捨てるのがもったいないと感じたときのリサイクル方法は、記事の後半で!)
使用期限の記載がないフェイスマスクもある
さて、いざフェイスマスクの使用期限を確認しようと思っても、パッケージに見当たらないというときがままあります。海外製のフェイスマスクなんかは特に、表記ルールやパッケージデザインが日本と違うので見当たらないこともあるでしょう。食べ物と違って記載の義務がなくゆるいので、記載がないパックでも販売できてしまうのです。「じゃあ期限は気にしなくていいの……?」と思ってしまいますが、そんなことありません!
使用期限の記載が見つからないフェイスマスクは「製造日から2~3年」を目安に使ってください。
ただしこの目安は、未開封の場合に限ります。一度開封してしまったフェイスマスクは、空気に触れて劣化しやすい状態にあるため1ヶ月以内を目安に使い切ってください。
未開封のフェイスマスクの使用期限
ときどきある「結構前に買った(もらった)未開封のフェイスマスクが突然出てくる事件」。こちらもやはり「使用期限内か」「使用期限の表記がないなら製造日から2~3年か」を目安に使うかどうか決めましょう。
しかし、正直個人の判断にゆだねられる部分がかなり大きいと思います。
肌荒れ知らずの友人は「期限が5年前に切れてるフェイスマスクが出てきたから使ったけどなにもなかったわ!使用期限ってあってないようなもんだわ!」とたくましく笑っていました。まじ強い。
対して、天気や気温が変わるだけで肌の状態も変動するという恐ろしいほど敏感な、そば粉のような肌を持つ私としては、未開封でも2年くらい前のやつだったらためらいます。未開封=絶対に劣化しないというわけではないことを念頭に置き、自己判断で使ってください。
フェイスマスクの品質を保って保管する方法
フェイスマスクは基本的に、熱や紫外線で劣化するという特徴があります。そのため……
- 直射日光を避ける
- 冷暗所で保管する
この二つは厳守しましょう。
特にボックスタイプのフェイスマスクは、使い切るまでに時間がかかる分劣化もしやすいので、冷暗所に保管スペースを確保して使用後は必ずそこに戻す、という習慣を作りましょう。
ちなみに、冷蔵庫で保管するのはあまりよくないです。私は冷えピタも冷蔵庫で保管して、より冷えた状態でピタっとさせたいタイプなのですが、フェイスマスクに関してはキンッキンに冷やすことでお肌にのせたときに毛穴がしまり、美容成分がお肌に浸透しづらくなってしまうらしいのです。「ホットフェイスマスク」たる商品が出回り愛されている昨今、逆をいく冷やしフェイスマスクはやめて、あくまで常温で管理しましょう。
フェイスマスクの期限が切れてしまったときは
期限切れのフェイスマスクは、肌トラブルのもとになるので顔に使わないようにしてください。だからと言って、捨ててしまうのはもったいないと感じてしまうもの。そこでこんな活用法はいかがでしょうか。
■ボディケアに使う
顔の皮膚はデリケートなので使用する化粧水や美容液もかなり慎重に選びたいものですが、ボディならそこまで神経質になる必要がありません。かさつきがち、黒ずみがちな肘や膝などに、使いやすいサイズにカットしたフェイスマスクを当てて保湿しましょう。
■マッサージオイル代わりに使う
フェイスマスクに染みこんだ美容液は、独特な粘着性があります。そのため、マッサージオイルのように使える代物。マッサージ前、フェイスマスクをぎゅっとしぼって美容液を抽出して、ボディに塗り広げましょう。
■入浴剤代わりに使う
お風呂にフェイスマスクの美容液を投入することで、保湿効果の高い入浴剤として使うことができます。こちらもフェイスマスクを絞ったり、パックの中に少しだけ残っている美容液をたらしたりして使いましょう。
それから、雑誌で見かけて「な、なるほど……!?」と思ったのが「掃除」。玄関や床を掃除するときに、乾拭きだけじゃちょっと……と思ったとき、フェイスマスクを濡れ雑巾代わりに使うという活用術です。
なんとなくセレブ気分も味わえるのでいい感じです。「本来の正しい使い方ではないけど、うふふ……」と壱万円に火をつけて暖をとるかのようなリッチな気持ちになりますのでぜひお試しあれ。
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