久しぶりに友人と会ったので色んな話したいな~と思っていたのですが、話題の9割が「離婚したい」で大変切ない気持ちになりました。友人は子どもが生まれてから、家事に参加しない、仕事で疲れていることをアピールしてくる、子どものことを放ってでかけてしまう、など不満が積もり積もっているらしいのですが、現実問題離婚するとなると「その後の生活が成り立つかどうか」がシビアな問題としてのしかかってきます。そのとき話していた内容がなかなか興味深かったので、シングルマザーの生活費問題について調べてみました。
一般的なシングルマザーの平均収入は?
厚生労働省が発表した「平成28年度 全国ひとり親世帯等調査の結果」によると、シングルマザーの平均年間収入は243万円とのこと。(受け取っている養育費や児童扶養手当も含)
ちなみにシングルマザーの半数近くが、パート・アルバイトで生計を立てているという調査結果も出ています。もちろん、正社員として働いている人もいますが、子育てをしているとどうしても子ども中心の生活になってしまい、急なお休みや早退が起きやすくなるため、職場がどのくらい理解してくれるかが重要なポイントになります。収入を優先したいという気持ちと働きやすさを天秤にかけつつ、分かってもらえる職場を根気よく探しましょう。
シングルマザー子育てで無視できない生活費
限られた収入の中で生活するためには、やっぱり何にどれだけ使うかという問題が重要になるので、いったん現在の生活で必要不可欠な費用について考えてみましょう。
【適正な家賃】
一般的に言われている家賃の適正費用は「収入の3分の1未満」。もし収入が月18万円なら、6万円以下の物件が適正ということですね。住んでいる地域によってはなかなか難しい問題だと思うのですが、あくまで目安として覚えておくといいかもしれません。
【固定費】
家賃+光熱費、税金、学費などの毎月必ずかかる費用、つまり固定費は、収入のおよそ60~40%程度を目安するといいとされています。それ以上のウエイトを占めてしまうと、貯金ができないのはもちろんのこと思わぬ出費があった場合にマイナスになりかねません。
【食費】
家族構成や子どもの数、住んでいる地域によっても変動する食費。節約上手の人は、月2~3万円に抑えていることが多い傾向にあります。
- 近所に激安スーパーがある
- 実家や近所からの支援物資(野菜などのおすそわけや仕送り)がある
- 自炊やお弁当づくりを徹底できる時間と体力と気力がある
このあたりが、食費を抑えるポイントになるのかなあという印象。
生活費をできるだけ節約する方法
安定的な生活を送っていくためには、いかにしてうまく節約するかが鍵になります。
【固定費は本当に現状でいいのか】
生活費の内訳の中で、やはり固定費はウエイトが大きいもの。引き落とされているため「支払う」という意識が少ないまま、冷静に考えればそんなに払う必要はないというレベルのえげつない金額を支払っているということもあります。
正直、ちょっと面倒くさい手続きも必要になることが多いものですが、余裕のある暮らしのためにこれらはやっておきたいものです。
- 保険のプランの見直し
- 通信料、インターネットプラン、スマホプランの見直し
- 車やバイクは本当に必要か、不要であれば維持費節約のために廃棄も検討
【地方への引越しを検討】
シングルマザーになるにあたって「旦那の職場までへの距離を考慮する必要がなければ、今の地域に住んでいる必要はない」ということもあるでしょう。その場合、物価や家賃が抑えやすく、固定費がかかりにくくなる地方への引越しを検討してもいいかもしれません。実家のお世話になるという方法もあるでしょう。ただし、引っ越しには子どもの転校などもつきものになるので、よく話し合って決断したり、時期を検討したりする必要があります。
【ささいなご褒美を、お金のかからないものへ】
どれほど節約しなければならないと分かっていても、趣味、自己投資、自分磨きというように、自分の精神を健やかに保つためにはご褒美も必要でしょう。しかし「ご褒美」への感覚がゆるゆるしていくと、必要経費とは言いがたい出費が膨れ上がってしまいます。ずるずる出費しやすいのが、例えばこういうもの。
- コンビニで購入するちょっとしたもの
- ごはんのあとのスイーツやアイス
- アルコール
- たばこ
- 美容室などのエステ
例えば一度ヘアカラーをしてしまうと「根元が黒くなってきたから染め直さなきゃ~」という感じでずるずるとサロン通いを続けたり、当たり前のようにアルコールやたばこを購入することが習慣になっていたりすると、どうしてもいつの間にか費用が膨れ上がりがちになります。
理想は、趣味やリフレッシュ方法をお金のかからないものに変えること。私の場合は休日のたびにこのブログを書いてみたり、図書館でだらだら本を読んだり、ポケGOをやりながらひたすらウォーキングしたりしているのですが、一切お金がかからず充実感も高いです。お金をかけずとも「案外楽しいな!」と感じることがあると思うので、ぜひ探してみてください。
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