前回の記事に引き続き、絶賛離婚調停中の友人との会話をとても楽しんでいる私です。さて、そんな友人がこのところ日々考えているのは「結婚式にかけたお金が今ここにあれば……」ということだそうです。リアルの化身じゃん。あらゆる感情の捌け口を失った友人から「結婚式を華やかにしなければ、という幻想にまどわされるな!幸せならば結婚式にお金をかける必要なんかないんだよ!!」と強めに言われ、さまざまな節約テクニックを教えてもらいましたのでまとめます。今のところ予定はまっったくありませんけれども、いつか結婚式を挙げる日が来るかもしれないので……ね……!
披露宴の料理や飲み物代をうまく節約
一番お金がかかるのが、飲食代。友人いわく、結婚式にかかった費用の3分の1くらいは料理や飲み物の費用になったそうです。金額で言えば100万~数100万円分、飲食代にかかってしまうとのこと。
しかし難しいのは、ここを節約するとどうしても「ケチっている」という悲しい雰囲気が滲みでてしまうということ。コース料理の品数や飲み物の種類を減らしたり、グレードを下げたりすると、なかなか目につきやすいのです。じゃあどうすればいいかというと……。
■ウェルカムドリンクの種類を減らす、アルコールはなくす、待ち時間が少ないなら無しにする
■会費制のパーティウエディングにする
このあたりを意識することで、おもてなしの気持ちを大切にしながら、節約することもできます。
プロフィールブックや席次表などは手作りする
最近「ブルーピリオド」の山口つばさ先生が、結婚式を挙げた際に、新郎新婦がゲーム好きであるということから超手のこんだオリジナル結婚式をした、という旨のツイートがバズっておりました。
- メニュー表やプロフィールブックや席次表などをすべて手作りする
- PS1パッケージ風デザインにする
- OPムービーはゲームトレーラー風にする
- ゲスト全員を剣士やシスターなどのキャラクター化してブックレットを作る
- 実際にゲームも作っちゃう
- スマホでゲストがプレイできるようにゲーム配信
なかなかここまで手のこんだ内容にするのは難しいと思いますが、こんな感じで「新婦じきじきに必要なものを作っちゃう」ことで、オリジナリティ抜群&節約の両方を叶えることができます。デザインがもともと好き、できる人ならぜひやっておきたいですね。ただし、結婚式の前は慌しくなるので無理しない程度にチャレンジする、もしくはかなり早めに準備をしておく必要があります。山口さんの例では、OPムービーや音楽はご友人に依頼したそうで「さすがに自分ではできない」ということは近しい友人に依頼すれば、有償であっても結婚式場やプランナーさんを通すよりは節約できるかもしれません。
ゲストへのお土産も手づくりを検討
出席してくれたゲストへは、引き出物を渡しますが、この費用もなかなか馬鹿になりません。しかしこちらも飲食代と同様に、節約するとどうしてもケチ感が出てしまうポイント。ゲストの数が多ければ多いほど膨れ上がっていくため、そもそも節約したいのであればゲスト数を絞る、ということも検討しなければいけません。
引き出物のほかに、用意しなければならないのが最後のお見送りの際などにお渡しするプチギフト。これらも、席次表などと同じように手づくりしてみるのもいいかもしれません。
◆手作りキャンドル
◆手作りソープ
さらに、低予算でも大ロットで発注できるパロディお菓子なんかもおすすめ。
例えば「ビスコ」のパッケージに新郎新婦の写真があしらわれているとか、クッピーラムネやポッキーのパロディとか。
ドレス代は備品で抑える
技術を費やしてムービーやプロフィールブックなどを手づくりできたとしても、なかなかドレスを手づくりする、というのは難しいものです。しかしドレスは、レンタルでも20〜50万円ほどかかってしまいます。もちろん、お色直しのたびにどんどん加算されてしまうので、なかなか財布が気になるのではないでしょうか。
友人いわく「ドレスはともかく備品は最悪、購入する必要がない」そう。備品とは、例えばドレスにあわせるグローブとか、ティアラとか、アクセサリーとか。
アクセサリーあたりは、器用な方であれば手づくりできるポイントですね。さらにたとえば同じ式場、同じドレスショップでドレスを選ぶ場合、ドレスは別物でも購入しなければいけないグローブも同じになるので、身近で結婚式を挙げた友人に相談して貸し借りし合うということもできるそう。うまく節約できるポイントです。
カメラが得意な友人に頼んでみる
結婚式の様子は、式場側が手配したカメラマンさんが撮影してくれます。しかし、撮影料は10〜30万円程かかってしまいます。費用を抑えるには、友人のカメラマンへ依頼するのがおすすめ。
ただし、に外部カメラマンを利用するときは結婚式場にそのための費用を支払わなければならない場合があるため、あらかじめ確認しておきましょう。もちろん、カメラマンの友人にもお礼を渡すことを忘れずに。
式場代、ドレス代、メイクやヘアセット代、引き出物代、披露宴代など、結婚式にかかる費用はなかなかばかにならないものです。「お金をかけない=いい結婚式ではない」なんてことはあるはずないので、うまく節約しながら心に残る結婚式を実現しましょう。
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