2018年2月、友人がiPad proとApplePenを使っているのを見て、カッコイイ～！と思った私は、後先を考えずにまったく同じセットを購入してしまいました。計10万円也。その上、こちとらお絵かき初心者。あまりにも豚に真珠猫に小判です。
そこで、10万円分iPadを活用するために「絵師様とは程遠いド下手糞お絵かき初心者が毎日30分という制限時間で絵を描いたらどうなるか実験してみよう！」というセルフ実験室をスタートしました。せっかくなので、こちらにその軌跡を残していきたいと思います。まずははじめの1ヶ月、2ヶ月目について。重さなどをまったく考慮せず描いた絵ばかりなので、読みづらかったらすみません。
【2018年2月】お絵かき1ヶ月目
確か、iPadproを購入したのが2018年2月の中盤くらい。そこからじわじわと絵を描き続けて、1年、2年と過ぎ去りました。
そしていきなりこの企画の唯一のテーマを覆しますが、2月3月、すなわちお絵かき1ヶ月目2ヶ月目は毎日描いていません。勢いで10万円支払ったものの、お絵かきアプリはおろかiPadそのものをまったく使いこなせない事実に心が持っていかれすぎていて、「その10万円で美味しいもの食べたほうが幸せだったのでは？」という未来がちらついてしまいモチベーションがしょぼくれ倒している時期です。
初期も初期、むちゃくちゃ手探りで描いたやつ。この頃「まもって守護月天！」をよく見ていたので、「冷蔵庫開けりゃなんもありゃしないや」的なイメージで描きました。それが何、と言われたら、いや別にそれ以上なにもないけど……。みんなもまもって守護月天！見てよねとしか言えないけど……。
なけなしの知識ではありながら、絵が上手い人は下書きやペン入れという工程を踏んでいることは小耳に挟んでおりましたので、一応下書き→ペン入れ（線画起こし）という工程をそれなりに踏んだのですが、なぜ下書きを消していないのかに関しては、私も分かりません。恐らく、ペン入れ後のあまりにも簡素すぎる仕上がりに焦って、にぎやかしとして採用したのだと思います。それか単純に下書きを消すという手法を知らなかった、という可能性もあるのですが、だとしたら怖すぎるので前者の説を採用させてほしい。
2枚目。ようやく、塗りつぶしのやり方を覚えた！えらーい！すごーい！
大瀧詠一さんが好きすぎて、架空アルバムおよび架空ジャケットを作る遊びをよくしています。その結果、すぐアーバンなプールサイドとか海とかを描きたくなってしまいます。しかし、本物の大瀧詠一さんのジャケットを見たあとは全方向への冒涜であることを実感するくらいセンスがないため、ちゃんと塩素入れた？と不安になるようなプールしか作ることができません。でも逆に映えるかもしれんしな。ノー塩素ナイトプール、パリピのすくつになる未来ワンチャン？そしたら私にアイディア賞として金一封ください。
3枚目。前2枚を見れば分かるように水色とか浅葱色とかエメラルドグリーンみたいな色が好きなんですが、さすがに同じような色ばっかり使いすぎだなと思って雰囲気を変えようとしたやつです。本当は体操座りをしているポーズにしたかったのですが、肩とか、腕とか、膝とか、太ももとか、まったく描けなかった。びっくりするくらい描けなかった。結果、謎の看板とマフラーでごまかしました。ごまかし切れていません。
色！！！青とピンクしかないんか！！2色パレットしか用意されていないお絵かきアプリ使っとるんか！！！
あと今気づいたんですがこの頃は日付と時間とテーマをちゃんと残していて偉いですね。この習慣はその後秒速で無くなります。この頃はお絵かきという慣れない行為へのぎこちなさが律儀な習慣に結びついているんですね。「かくれんぼ」というのは友人の曲で、めちゃくちゃ好きなので聴きながら描きました。
使っているお絵かきアプリ「ClipStudio」における、今後お気に入りになりなにかと使い出す†最強†ペン「サインペン」をはじめて使った絵ですが、絶妙な風合いを私の技術ではまったく生かすことができず、ボッソボソの仕上がりに味がありますね。
【2018年3月】お絵かき2ヶ月目
どうしようもねえな感満載なのですが、3月は2月よりも描いてないです。アプリやペンを使いこなすことができない事実と何より自分の下手クソっぷりに絶望していたのでしょう。そんな中でもちょこちょこ残っていたデータをアップ。
またピンク。もう今後はいちいちつっこんでいくとキリがないので辞めます。
靴とかヒールとかが好きです。ただ描くのはめちゃくちゃ難しいです。まず左右対称に描くなんて不可能ではないでしょうか。もっと言うと左右で靴の大きさを同じに描くというのは人間の技術では不可能では？右23.5、左28.0みたいな足元ばかり描いてしまいます。あとなぜかよくわからない毛みたいなのが靴から大量に生えていますね。絵を描くことの難しさに絶望している私の精神状況が反映されているのかもしれません。
3月の終わり、今月はあまりにも絵を描いていないということに気づき、これはやばい、ととりあえず駆け込むように描いたやつ。しかしこちらも当時の自分の精神状況が反映され、憂鬱の化身のような色味と疲れ切った表情という毒にも薬にもならないものが完成してしまいました。なんのコメントもしようがありません。
こんな感じで1～2ヶ月は何かとひどいのですが、3ヶ月目に突入する4月からはもう少し真面目に描いています。ただし技術向上率的には牛歩も牛歩です。