前回の記事の通り、2018年2月からiPad proとApplePencilを使いはじめました。今回は3ヶ月目、2018年4月のデータ。
【前回】
絵描きド初心者が毎日描いたら上手くなれるのか実験~1、2ヶ月目~
前回に引き続き、枚数が少ないです。なぜならこの月もまだ「毎日描く」というノルマをクリアできていないからです。ノルマって何やねん。
2018年4月のまとめ
また下書きを残していますね。そして線画も下書きとほぼ同様の汚さなので、実質下書きの二乗です。下書きが下書きとしての機能をまったく果たしていません。斬新です。ショートヘアーの女性が本当に本当にめちゃくちゃ好きなので、なにかにつけてすぐショートヘアの女性を描いてしまい、知らずしらずのうちに性癖博覧会を開いてしまっているようで恥ずかしいですね。
色味が地獄すぎて、慢性的な眼精疲労に悩んでいる自分自身を苦しめるために描いたとしか思えません。靴だけでなくヒールも好きなのでちょこちょこ描いてしまいますが、前月の絵と同じく左右を同じように描くことは難しいです。しかしヒールは底や内側に宇宙がありますね、描くことはできません。
はじめて下書きを消すという技を覚えました。あとアプリ内のグラデーションだかなんだかというツールを使ってみたら、なぜか絵が真っ二つにされてしまうという恐ろしい事件が起きました。いまだに理由は分からないのですが、あえてやっている絵だと言えばそのようにも見える気がしてそのままにしています。あえてやっています。
下書きを消すことを覚えた直後、きれいな絵を描くのは無理である、と気づいてしまったため、そうでない方向へ振り切ろうとした結果です。物が多い部屋がとても好きです。次第にヤケクソになっていく様子が見てとれますね。
背景って難しいですね。どうしたらいいんでしょうか。どうすればビニール傘を自然なサイズ感にできるのでしょうか。自分の集中力との兼ね合いもあり、一枚の絵にかける時間は30分までという時間制限を設けたのですがそれによって時間配分がまったくできず、背景とかまでやろうとしてしまった日には全体的に完成の5段階前の場所でタイムオーバーになります。あとこのとき、はじめて友人からトーンのやり方を教えてもらったので試してみました。この記事を描いている2018年12月、同じことをやれと言われたらまったくできる気がしません。1ミリも覚えていません。
その昔「何フェチ?」と聞かれたとき「……背中……?」しか出てこず、その歯切れの悪さから何も会話が弾まなかったという経験があるのですが、後ろ向きの絵ばかり描いてしまうのはやっぱり背中が好きだからかもしれません。でも描けません。後ろ向きが好きなのは私自身が後ろ向きの人生を歩んでいるからという説もあります。
途中までしっかり色を塗っていたのですが、どうあがいてもうまくいかないので30分を迎える直前に大幅に消去するという感情的な仕上がりの一枚。なぜか残っていた薄ぼんやりとした水彩レイヤーと謎背景色が絶妙な風合いを演出しません。なんやこれ。
色塗りについてすっかり心が折れたのが分かる大胆な無着色です。心なしか表情もひときわ厳しいですね。そう言えば、絵やイラストに描かれる表情は書き手の表情とリンクしているという話を聞いたことがあるのですが、ここまで描いた絵のほとんどが口角が下がり狂っていますね。私の日常が怖いくらい反映されていますね。
この他に描いたもの
この他に、Obasanの記事や面接の記事、黒髪の記事用の描いた絵もあります。今見ると蛇足も蛇足ですね。これらの記事をクリックしたとき、いつの間にか絵が消えていたらそういうことだと思ってもらえたら幸いです。
毎日毎日、何か描くたびに「あまりにもひでえな!」という気持ちで筆を折りたくもなりますが、ApplePencilは1万円もするのでさすがに踏みとどまります。そして5月からはそろそろ真面目に描きはじめます。