最近、タクシーを利用したときにドライバーさんが女性、ということがちょこちょこあります。めずらしいなあと思って話してみたら「女性のタクシードライバーは、昔よりも確実に増えている」のだとか。
タクシードライバーは今や、女性の新しい働き口として定着しはじめているようです。
女性のタクシードライバーが増えている理由
なんとなく、男性の職場というイメージのあるタクシー業界。
一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会によれば、女性のタクシー運転手さんは右肩あがりで近年どんどん増えているそう。
確かに、女性向け転職サイトを見ていても「タクシードライバー」という求人、結構あるんですよね。
さらに、私が乗車したときにお世話になった運転手さんの話によれば、タクシードライバーが増えているのは色んな理由があるとのこと。
- タクシーのセキュリティ設備が向上し「大変な仕事」というイメージがなくなってきたから
- 年齢層を選ばず、妙齢の女性でも挑戦しやすいから
- 女性のお客さまに喜ばれるから
「女性のドライバーによる運転」であることを強みにしているタクシー会社もあり、その会社を選んで利用している人も少なくないそうです。
女性のタクシードライバーがなぜ求められるのか
なぜ女性のタクシードライバーが選ばれているのかと言えば、安心感を覚える人が多いようです。
実際に利用した人からは「丁寧な運転や心遣いを感じられた」という意見が多く、リラックスして活用できる人が多いそう。
特に、
- お年寄りの送り迎え
- お子さんの送り迎え
- 妊婦、赤ちゃんの検診のための送迎
というようなシーンでは、女性ドライバーを指名したいという利用客も多いそうです。
女性のタクシードライバーの大変さ
ところで一番気になるのは「タクシードライバーの仕事って大変じゃないの?」というところ。
なんでも、酔っ払い客を乗せたときなんかはまれにセクハラっぽい発言を受けることもあるそうです。
しかし最近はほとんどのタクシーにドライブレコーダーが搭載されているので、笑いながらそれを示唆すると大人しくなる人も多いそう。酔っ払い案外素直説。
キツイところは、夜勤と日勤の両方があるため、体力的にしんどいときがある、ということでした。
しかし逆に言えば、子どもたちが眠ったあとの夜の時間で稼ぎたい女性にとってはありがたい仕事です。ドライブや運転が好きな人なら特に、夜の時間を有効活用しながら稼げる素敵なお仕事。
近年、タクシー会社でも女性専用の休憩所を設けたり、子育て中の女性でも無理なく働けるフレックス制度を採用したりと、女性が働きやすい環境づくりに努めている企業も多いようです。
さてここまで女性のタクシードライバーについて書いてきましたが「女性のタクシードライバーは優れている」とか、ましてや「男性のタクシードライバーは気が利かない」と言いたいわけでは毛頭ありません。
ただ、なんとなく「この職業と言えば男性だよね」というイメージが根付いている仕事が、今後どんどん減っていけばいいなあと考えています。
タクシーに乗ったとき「めずらしいな」と思って話しかけた自分自身への自戒をこめて。
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