五月病対策兼暇つぶしには【架空プロフェッショナル仕事の流儀ごっこ】をしよう

最近、身体がだるくて朝起きれず、PCの前に座ってもぼんやりしてしまうことが増えてきました。この不調について原因を調べてみたら「五月病なのでは?」という記事が見つかりました。これが噂の五月病……!?怖すぎる……。

そこでどうにか仕事モードを取り戻そうと「架空プロフェッショナル 仕事の流儀ごっこ」を五月病対策としてはじめてみたところ、思いのほか楽しくなってきてしまったのでまとめてみます。

五月病の原因と怖さについて

一般的に五月病の可能性ありと言われているのは、次のような症状です。

  • やる気がでない
  • 無性に不安感を覚える
  • 食欲不振
  • 小さなことでイライラしやすい
  • 疲れやすい
  • 動悸が起きやすい
  • つい寝すぎてしまう
  • 何をするのも面倒に感じられる
  • 他人の言葉や言動が過剰に気になる

こうした症状にもつながる、五月病の原因は次のようなものがあるそう。

  • 休日モードと仕事・学校モードの切り替えがうまくいっていない
  • 休日と平日で生活リズムが大きく違っている
  • 気温差でホルモンバランスや自律神経が乱れている
  • 4月に抱えていた緊張感が切れてしまっている
  • 「頑張らなければ」「乗り越えなければ」という気持ちが空回っている

なんだか不安になりますが、基本的に五月病は、焦らなくても時間の流れに身を任せていればいずれはよくなるようです。しかし、ただよくなるのをじっと待ちながら仕事をこなすのもなんだか不安

そこで私がハマっているのが、なんのプロフェッショナルでもないくそアマの私が「プロフェッショナル 仕事の流儀」の取材を受けることになったという嘘設定で仕事に向き合う精神依存ミニゲームです。

 

「プロフェッショナル 仕事の流儀」とは

「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、2006年1月よりNHKで放送開始したドキュメント番組。

毎回、地域医療医師、農家、ソムリエなど、幅広いジャンルにて第一線で活躍しているプロフェッショナルの密着取材が放送されます。知識や前情報がない職業ほど、普段見ることのできないプロたちのリアルな姿が新鮮に映り、焚き付けられるのでこまめにチェックしている番組のひとつです。

そして考えるのです。

「自分がもし、仕事現場を取材をさせてほしいと言われたら見応えのある仕事ぶりを披露できるだろうか、そして仕事の楽しさややりがいについて、きちんと自分の言葉で説明できるだろうか……?」

ほーら、不安になってきたでしょう?

 

架空プロフェッショナル仕事の流儀ごっこの楽しさ

架空プロフェッショナル仕事の流儀ごっこは、定点カメラで取材されているという前提で普段通りに仕事をするという大人のための崇高な遊びです。仕事中、人目が気にならないタイプの人は、実際にスマホのインカメを固定して●RECするのもおすすめ。

きっと、五月病感染ゾンビの自分が、いかにだるんだるん状態でいるか客観視できるはずです。

そして「この様子がお茶の間に流れている」と考えてみてください。実家の両親も、入院中の祖父母も、初恋の人も、連絡をとっていない地元の友人もこの様子を見ている。

「いや、本当は毎日もっとちゃんと仕事してるんだけど、このとき五月病で……」とか、しどろもどろで言い訳している自分を想像すると正直、めちゃくちゃ恥ずかしくなってきます。それゆえ、やる気が出ようと出まいと、そんなことにとらわれている場合ではないのでそれっぽく仕事するしかなくなります。

以前、プロフェッショナル仕事の流儀に出演した井上雅彦先生でさえ、アイマスクをして休んでいたところをスッパ抜かれ「撮られてた……」と照れ笑いしているくらいです。

井上先生よりもゆるゆる仕事している自分の場合は、より真摯に仕事に向き合わねば。同僚が同じ給料でもっとだらだら仕事をしているなんて気にしている場合じゃない。なんたってこちとら、プロフェッショナル仕事の流儀の取材中だから……。

 

架空プロフェッショナル仕事の流儀ごっこをより楽しむために

それでも集中力が切れてきたら、架空インタビュータイムを開催するのもおすすめ。

手が動かなくなってきたら、カメラ、もしくは何もない空虚な空間へ向けて「……いやあ、ちょっと疲れてきちゃいましたね」と苦笑いします。そこでインタビュアーに「仕事で一番つらいときは?楽しいときは?」と聞かれたつもりで「なぜ自分が疲れているのか、そしてそれでも仕事に向き合う理由はなにか」などを口にしてみましょう。

できるだけそれっぽい口調で。学生時代の恩師や取引先の人に見られても恥ずかしくない雰囲気で。めちゃくちゃしんどいと思っている出来事も、言葉にして客観視するとわりとゆる~く感じられます。

そして最後は、実家の両親を安心させてあげるつもりで「まあでも、こういうところが、この仕事のやりがいですよね」とつぶやいて仕事に戻りましょう。

ポイントは、一瞬でも他人の目を気にしないこと。「自分はプロフェッショナルである」という妄想に身体ごとのめりこむのが、五月病を吹き飛ばすコツです。

 

さて、あなたはなんのプロフェッショナルでしょうか?(ここでEDテーマフェードイン)

 

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