志望動機って大事?元・面接官が教える、アルバイト面接に受かるコツ

新生活シーズン、就職活動やアルバイトをはじめる人も多いのではないでしょうか。身近でも「これからはじめての面接に行く」「アルバイトに受かるか心配」という人をよく見かけます。そんな人たちが、特に悩まされているのは「志望動機って何を書けばいいか分からない」ということ。と言うことで、前職で採用担当として面接官を務めていた私の考えをまとめてみました。

志望動機って大切?

色んな人に聞かれる質問なのですが、個人的には「YES」でもあり「NO」でもあります。

志望動機がスカスカだと、相手がどんな人か、どのくらい仕事へ意気込みがあるか分からないので、志望動機を充実させることは大切です。
しかし、インターネット上で「志望動機 例文」で調べて書いただろこれ、っていう志望動機を書くくらいなら、スカスカの文章でも本心がつづられている方がいいです。

志望動機のコピペはNG?

面接をしているとき、「志望動機に気合を入れよう!」という意気込みが感じられる履歴書は、いくつかありました。枠に入りきらないくらいパンパンに綴られている思いとか。しかし、「これ、本人の言葉じゃないな」というのは、なんとなく分かります。

◆一例

  • 「地域社会に貢献したいという思いから応募しました」
  • 「お客様に心から喜んでいただける、○○という仕事に興味があります」
  • 「仕事を通じて、○○に恩返しがしたい」

もちろん、↑このタイプの志望動機に心から共感するならそれもアリです。しかし「アルバイトに受かるためにとりあえず並べた言葉」の場合、総じて印象がよくありません。

 

志望動機は「金が欲しい」でもいい?

「そんなこと言われても、志望動機なんて金欲しいくらいしかねぇよ!」ってこともあるのではないでしょうか。私自身、高校1年生のときはじめてアルバイトの面接を受けたとき、志望動機を聞かれ、あらかじめ暗記しておいた上の例文みたいな内容を答えました。

そのとき、店長が言ったのは「うん。なるほど。でも、一番はお金が欲しいってことだよね?」。そのオブラートというものが自分の辞書にはそもそも存在しないかのような言葉に衝撃。そんなあけすけな感じでいいの?と思い、無事採用されてから、店長にその話をしました。すると「まどろっこしいことばっかり言うような子だと、教育する上でコミュニケーションがとれない。バイト中に不満があっても、何も言わずに辞められちゃうことが多いから、面接では正直な話をしてもらいたかった」と返され、あれは店長なりの見極めポイントだったのだと知りました。

「お金欲しいんだよね」という言葉を前に「は、はい」と言うことしかできなかった、当時の私のぐずぐず守銭奴アンサーは、どうやら店長的には面接にいたる重要なポイントだったようです。これはあくまで極論ですが、つまり「金をくれ!!!」と正面から言えるようなアルバイト人材を探している人もいるということ。なんにせよ、嘘はつかない姿勢が大切です。

 

具体的にどんな志望動機ならいい?

特に若い人のアルバイトの場合「金くれや」系志望動機でも、私はいいと思います。ただしそのとき「なぜお金が欲しいのか」「なぜその企業(店)に応募したのか」も含めて説明しましょう。

◆金くれや系志望動機例文
「現在、○○大学に通うため一人暮らしをしています。両親に仕送り面で負担をさせたくないため、アルバイトで生活費を稼ぎたいと考えています。貴社は、大学からも近いため、平日は授業終わりの○時頃から夜○時頃まで、土日は○時~○時など、シフトにも柔軟に対応します」

「以前、○○に関する企業に勤めていました。結婚を機に退職しましたが、このたび子供の教育資金が必要になり、過去のスキルを活かしたいという思いから貴社に応募いたしました。当時は事務職に就いていたため、パソコンスキルや経理・人事にまつわる業務には自信があります。できれば数年など、長く勤めたいと考えておりますので、よろしくお願いします。」

このあたりの表現なら「金くれ!!」を比較的柔らかく伝えられます。

 

志望動機はあくまで「きっかけ」

ここまで色々書きましたが、面接官の立場からすると、志望動機はあくまで面接時の「話のタネ」という、ただそれだけの文章です。「生活費稼ぎたいんですね、それならシフトはどんどん入りたいタイプですか?」「お子さんの教育資金が必要なんですね、扶養範囲内で稼ぎたいというイメージですかね?」みたいな。

そのため、しっかり書こう!と気を張って、思ってもみないようなことを書いてしまうと、いざ面接でツッコまれたときにあいまいな対応になってしまいます。面接官からすれば、そこに書いてある(=本人の主張)に基づいてツッコんだのに、どうしたのよ……?という不信感につながってしまいます。気を張りすぎる必要はないため、とにかく素直な思いをつづってください!

 

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