最近、ダイエットに励んでいる友人が「食べちゃいけないと分かってるけど食べてしまう」「痩せるために少食になりたい」と切実に言っていました。しかし、お世辞にも大食家とは言えない自分としてはたくさん食べられるなら食べられるに越したことないのでは、と思わずに入られません。
ということで、少食人間の生きづらさをまとめました。ぜひあざ笑ってください。
栄養失調で頻繁にぶっ倒れる
学生時代、朝礼中にぶっ倒れてしまうタイプの人がいたと思います。私はまさにそのタイプです。大人になってからも、20分くらい立ってるだけで気持ち悪くなってくるので圧倒的デスクワーカールートにしか入れません。
なぜかと言えば、自分なりにしっかり食べているつもりでも、栄養を摂取できる量に満たないためです。昔金原ひとみさんの作品(「AMEBIC」かな?)内に「すべての栄養をサプリで補えるならそれに越したことがない」というような表現がありましたが、心底共感しています。
腹の虫はガンガン鳴る
少食=おなかが減らないんでしょ?と思われることもしばしばありますが、そういうわけではありません。お腹は普通に減ります。
だからと言って一度にたくさん食べることはできないので、ちょっと食べる→すぐ減る、をくりかえすことになるのですが、そうすると腹の虫がうるさいうるさい。授業中でも会議中でも関係なく、腹の虫が鳴り続ける地獄。でも食べようとするとロクに入らない。そうして地獄は続いてゆく……。
胃酸過多が慢性化する
少食のタイプにもよるのかもしれませんが、私は一度に全然食べられない&すぐお腹が空くタイプです。食べ放題に行くと真っ先に満腹になり、他の友人たちが「もう限界だわ~」と言い始めた頃に第二波の空腹が訪れ、また食べ始めることができるようになります。あだ名は「不死鳥」です。
学校やオフィスでは、昼食の時間が決まっていて、それ以外の時間は食事はしづらい雰囲気であることが一般的だと思います。そのため、昼食後1時間くらいするとちょっとお腹が空いてきて、2時間もすればお腹グルグル鳴りっぱなし状態です。
当然胃の中もカラッポ、溢れ出る胃酸、常になんだか吐きっぽい状態……という地獄が毎日のようにやってきます。つらい。
バイキングや食べ放題が不利
不死鳥の異名を持つ私ですが、こんなに大層な名前を持っていながら、バイキング・ブッフェなど食べ放題における活躍っぷりは一般人以下です。
特に、時間制限のある食べ放題では損しかしません。90分の食べ放題等に関しては、不死鳥が蘇るのを待たずして制限時間が訪れてしまいます。食べ放題ではほとんどの場合、茶碗一杯分のカレーを食べて2980円というような、超絶高コストになります。
おやつでお腹いっぱい
少食の人間にとっておやつは食事です。パンケーキは完全に主食です。なんならクレープも食事です。お好み焼き・たこ焼き・パンケーキ・クレープは同系列の主食です。
お呼ばれしたときがつらい
友人やお世話になっている人の自宅にお呼ばれしたとき、食事をご馳走になることがあります。
ときには、申し訳ないことにとっても豪勢な手料理を用意してくださっていることもありものすごくありがたいのですが、テンションのあがる気持ちとは裏腹に実際食べられる量がめちゃくちゃに少なく、予想だにしないタイミングで箸の進みが悪くなるため「口に合わなかった?」と気を使わせてしまうこともしばしば。
無理して食べると気持ち悪くなるし、かと言って残したくないし……という葛藤が毎回起こります。
「遠慮しないでね」がつらい
手料理に対して箸の進まなさを見て、優しく「遠慮しないでね」と声をかけられると、申し訳なさでいっぱいになります。そしていくら申し訳なく思っていても、だからといって箸は進まないという地獄。
下手したらイライラされてしまう
ときには「もう食べないの!?」「もうちょっと食べれば!?」と言われてしまうこともあります。ぐうの音もでません。申し訳ありません。
ときには「女の子って感じだね(キレ)」というやや変化球の、一番イライラしている人がやるやつじゃん……という反応をもらうことも。少食=かわいこぶっている、という方程式が生まれがちなのもなかなかつらい。
そうは思われたくない……責任を持って食べ切りたい……!という気持ちもあるのですが、いつだってそう心と身体は裏腹。やっぱり箸は進みません。
少食のデメリットは山ほどありますが、反対にメリットが何かあるのかというといまいちピンときません。なにより超重要な事実なんですが、少食=太らないというわけでもないし……!
ないものねだり以外の何者でもありませんが、美味しいものを美味しそうに食べている友人を見ると本当に羨ましい気持ちでいっぱいになります。食事なしには生きてはいけないのだし、せっかくなら美味しいものを心ゆくまで食べたい。たくさん食べることができれば、作ってくれた方も周りの方も自然と笑顔になるはず……いや笑顔にはならなくとも、少なくともイライラされることはないはず……。
ということで、少食の悲しい嘆きでした。
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