色んなダイエット方法が次から次へと登場し、プロテインダイエットとかケーキダイエットとか、色んな方法が痩せにつながる！と話題になっています。中には眉唾ものの方法もあり、実際に試したり評判を聞いたりしながらどんなもんか検討しているのですが、ここ最近の覇権ダイエットだなと感じるのが糖質制限ダイエット。しかしながら、いざはじめてみるとなかなか怖いところも多かったので覚え書きをしておきます。
糖質制限ダイエットをはじめてみた
糖質の摂取量を減らし、減量を目指す糖質制限ダイエット。糖質を減らすことで血液中のブドウ糖も減らし、体脂肪の減少や痩せやすい身体づくりを目指すダイエット方法です。
ほう……そういうのもあるのか……と孤独なダイエッターがぽちぽち調べていたとき一番に入手した情報が「糖質制限ダイエットでは炭水化物をカットしなきゃいけない」だったので、アッそれは炭水化物を主な原動力としている人間には無理だわ！と思ったのですが、あまり過剰にカットしすぎると今度は脳や体を動かすエネルギーが枯渇し、代謝が落ちてそれはそれで痩せにくくなってしまうそう。ということで。
- 夜は炭水化物をとらない（朝・昼はオッケー）
- 果物、パン、一部の野菜、その他糖質の高い食べ物はできるだけカット
このくらいのテンションで、軽くはじめてみました。
ちなみに目安は「一か月あたり2～3㎏の減量」と「一日の糖質摂取量は、カロリー摂取量の半分程度」だそうです。
糖質制限ダイエットのメリット
はじめて一番に実感したのは、日中のだるさや眠気が起きにくくなったということ。
これまで、食事のあとに立っていられないくらい眠くなったり、夕方ごろに急な動悸とめまいに襲われたりと、糖質が激しくアップダウンすることで体調を崩すことが頻繁にあったのですが、糖質制限というか糖質を管理しはじめてからは、体調が落ち着きました。なんならダイエット以上に効果を実感できた＆切実な悩みが解消された。まじありがとう。
ちなみに、食べるものについてのストレスはあまりありませんでした。特に最近は糖質制限系の商品自体が増えているので、食べるものに困ることもあまりなく。
ファミマにはライザップコラボの商品が売られ、パッケージに大きく「このプリンは糖質○gだよ！」と表示されています。それを参考に、一日の摂取量目安を意識しながら食べるものを選べば問題なし！
しかも最近ではカップ麺でも低糖質商品が増えています。最悪カップ麺を食べてもいいんじゃないかという気持ちになれるこの幸せ。
糖質制限ダイエットのデメリット
顕著にあらわれたのが栄養失調＆ホルモンバランスの乱れです。
糖質が不足してくると、頭がぼんやりしたり動きたくなくなったり疲れやすくなったりと、身体が動きにくくなってくるのが困ったポイント。その症状は鬱的ななにかに通づるものがあり、体調がそんな感じだと精神も引きずられてぐずぐずしやすい状態に。
さらに、肌トラブルや抜け毛も起こりやすくなります。糖質の高い食品は、糖質だけでなくタンパク質、ビタミン、ミネラルなんかも含んでいることが多く、これらの栄養素はきれいな肌や髪を作ってくれるので、制限するうちにどんどんボロボロになってしまいます。
正直、最近の一番の悩みがこれ。食生活を見直したのはいいのですが、その分髪やら肌やらに悪影響が出てしまいそうな、嫌な気配がしています。どうしたものか。
太るVSハゲるVS肌ボロボロ問題の解決策
こうなってくると最終的には、痩せをとって抜け毛と肌荒れを犠牲にするかあまんじて太るか、という話になってきます。つまるところデブVSハゲVSブス。マキシマムザホルモンのDVDタイトルで「デブVSデブ」というやつがあったけれど、それどころの話ではなくなってくる。なんという地獄。どこへ進んでも地獄。
そうなった場合の対策を調べてみたところ、こういうことらしいです。
□本当にしんどくなってきたら炭水化物を摂取
身体が動かない、抜け毛がぼろぼろ出てくる、というレベルに達してしまったらもうしのごの言わずに炭水化物を食べましょう。取り返しのつかないことになる前に！
□筋力の衰えをカバーする
栄養失調気味になると、筋肉の衰えが加速して血行不良や代謝の低下につながりやすくなります。そのため意識的に運動や筋トレをして、筋力が衰えないようにするのも大事。運動をして汗をかくと汗腺が開いて、肌トラブルも落ち着きやすくなります。
ただし、運動をやりすぎる＋それでもなお食事を制限すると栄養失調状態に陥るので、運動するときはする！したらしっかり食べる！を心がけましょう。
□食事は野菜や海藻類から食べる
繊維質が豊富に含まれている野菜や海藻を食事の最初に食べることで、そのあとの糖の吸収がゆるやかになります。しかも海藻類は髪の健康に欠かせないもの。野菜の中にも糖質が高いものがありますが、より高い果物類に比べ摂取しやすくかつビタミン・ミネラルがとりやすいのがうれしいポイントです。
□ヘアケア・スキンケアの見直し
髪や肌の調子が悪くなってくると、これまでと同様のケアでは物足りなくなってくることも。最近どうにも髪や肌の調子がよくない……と思ったら、長年使っているシャンプーや化粧水をいったんやめて別の製品に切り替えるのも手です。また落ち着いてきたらもとの商品に戻るつもりで、そのときどきの状態に合う商品を使いましょう。
□早食いの見直し
早食いするとその分糖質がすばやく吸収され、血糖値もいきなり爆上げしてしまいます。意識的にゆっくりゆっくり食べて、ゆっくりゆっくり噛むことで満腹感にもつながりやすくなります。
糖質制限ダイエットは食生活の見直しにもつながるため、やってみようかな～と考えている人がいるのならぜひ推したいダイエット方法です。ただしその際にはやり方に気をつけて、無理なダイエットは避け、ハゲルートもブスルートも避けましょう。切実に。
【関連記事】
ダイエット用の低カロリーレシピは「食材置き換え」がやっぱり最強