馬油が髪やニキビ・傷跡改善に効果的らしいが他の使い道はないのか

最近、ファッション誌や色んなメディアで「馬油」が紹介されています。保湿アイテムや治療薬として、古くから愛されているアイテムとあって、なんとなく信頼性も高い気がしてしまう馬油について、改めて使い方など調べてみました。

馬油(ソンバーユ)とは

「馬油」は、その名の通り馬の油から作られた製品です。さまざまな保湿アイテムの中でもとにかくお肌への浸透力が高く、保湿剤としてはもちろん火傷や肌トラブルの特効薬としても親しまれています。

代名詞とも言える代表的なアイテムが薬師堂の尊馬油(ソンバーユ)。添加物フリーの馬油100%製品で、皮膚保護のためのアイテムとして日本ではじめて正式に厚生省許可を受けています。全身に使えるタイプのほか、ローションタイプのものや毛髪用のもの、ローズの香りつき、無香料など種類豊富に展開されているので、スタンダードな製品が使いづらいと感じたときも色々試す中で自分に合うものを見つけられるのが魅力。

 

ちなみに「馬」というワードのパワーがあまりにも強いので、なんとなく獣臭そうなイメージがあったのですが、実際に使ってみたら匂いはまったく気になりませんでした。なんでも、精製工程の研究にものすごく時間をかけているそうで、気になる人の多い独特な匂いも時間をかけて取り除かれているようです。

 

馬油に期待できる効果

馬油には、高度不飽和脂肪酸という成分が含まれています。これは身体を作るのに欠かせない栄養素で、足りなくなってくると脳や神経の異常も招く可能性があるといわれています。具体的には、次のような効果が期待できるそう。

  • 保湿効果
  • 血行促進や血栓の予防
  • 酸化や炎症を抑える
  • ニキビやアトピーの改善
  • 細菌の繁殖を抑える
  • お肌のバリア機能を復活させる

なにやら多方面におよぶ効果。年齢とともに皮脂分泌量が減少し、乾燥しやすくなったお肌にもうるおいを与えてくれるので、単純にいつものスキンケアにプラスするだけでも肌質改善など望めそうです。

 

馬油の基本的な使い方

馬油の基本的な使い方は、清潔な状態のお肌や頭皮に馬油をなじませるというもの。健康なツヤ髪のために頭皮に馬油をつけるときは、頭皮に馬油をなじませたあと、10分程度を目安にしばらく置いてから洗い流します。

さらに、乾いた髪にのせればヘアオイル代わりの使うことも可能。つややかな美しい髪をキープするためにも、保湿は必要不可欠なので馬油はかなり強い味方になるはずです。乾燥によって起きがちな薄毛・フケ・かゆみなどの対策にもつながります。

 

スキンケア、ヘアケア以外の馬油の使い方パターン

私の好きなモデルちゃんは、自身のファッションブックにて馬油を綿棒にとってまつげのキワに塗ることで、育毛をしていると紹介していました。まつげ美容液はどうしてもまつげのためにしか使えませんが、スキンケア、ひいては全身ケアに使えるアイテムで、さらにまつげまでケアできるのはかなりありがたいですね。

 

【注意】
馬油は目元用のアイテムではないので、万が一手元が狂って目に入ってしまった場合、眼球に影響がある可能性があることをお忘れなく。使用はあくまでも自己責任で!

 

その他の使用方法として……

  1. 洗顔剤のかわりとして
  2. ニキビやアトピー性皮膚炎が起きている場所に、こすらないようにのせる
  3. ひび、あかぎれ、しもやけにすりこむ
  4. 日焼けした場所を冷やしたあと塗る
  5. 首もとにのばしてシワ対策
  6. 指先に少しだけとってリップケア

など、色んな方法で使える万能アイテムです。

特にソンバーユを使った「ソンバーユ洗顔」は、YouTuberの関根りささんが紹介&おすすめしたことから話題になり、一時ソンバーユの売り切れが相次ぐほどに。関根りささんの「ソンバーユで洗顔すると、顔から砂利みたいなのが出る」というお話に戦々恐々としながら、ソンバーユを買いにドラッグストアに走った人、私以外にもたくさんいるはず……!

 

馬油を使うときの注意点

馬油は、性質上どうしても酸化しやすいもの。特に添加物が入っていないとあれば、その分劣化も早くなり、油が溶けたり分離したりする可能性もあります。暖かい場所は避けて管理してください。

おすすめは冷蔵庫。もし、一度馬油が溶けてしまったときにも、すぐに冷蔵庫にいれれば復活します。私も最初は「食べ物と一緒に管理するのは……」と若干の抵抗感があったのですが、そもそも馬油って食べることができるらしいです。そう聞いてからは「食べ物だからこれ!」と開き直っています。

 

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日々、新緑が色濃くなっていきますね。ここ1週間の福岡は時より夏の日差しを感じました。でもそよ風が心地よくとても過ごしやすかったです。 写真の左は「ソンバーユ無香料75ml」、右が「ソンバーユ無香料70ml」です。 たまに、どう違うんですか?とご質問があるので、簡単に説明します💭 ・中身は同じ ・容量と瓶の形が違う 以上です。 説明が簡単すぎ😀ちなみにキャップは同じです。 70mlタイプは馬油を食用として販売していたころから、ほぼ同じ外観。 ・縦長なので倒れやすい。(暑い所では馬油が溶ける→キャップ開けたまま倒すとこぼれる。) ・中身が減り底面が近づいてくると指で取り出しにくいことも。 一方で、 ・ドラッグストアでお馴染みなので手に取りやすい。 ・お値段は小売店さんが決めるオープン価格。ラッキー価格を見つけることもあるようです。 75mlは平成9年発売の薬師堂直売用商品。 70mlタイプより使いやすいよう改良してみたら、シルエットが可愛いくなった!(と思ってます☺️) キャップを同じにしたのは、少しでもコストを抑えなるべくお値打ちで販売するため。 中身が同じですから、効果も同じ🙌 使いやすさやお買い求めやすさなどで、お好きなタイプをお選びくださ〜い。 全国で緊急事態宣言が解除されたとしても、自宅で過ごす時間は長めだと思います🏡 ご自宅で、じっくり、丁寧に、スキンケア‼️ 夏にかけては、お肌が育ちやすい時期でもあります🌱 ポイントはやっぱり保湿です。 #ソンバーユ #尊馬油 #sonbahyu #薬師堂 #yakushido #馬油 #バーユ #horseoil #馬油パック #馬油洗顔 #オイルケア #オイル美容 #オイル #スキンケア #ヘアケア #ネイルケア #保湿 #素肌美人 #自然派 #潤い #新緑 #そよ風 #どう違う #ドラッグストア #お馴染み #シルエット #緊急事態宣言 #解除 #自宅 #お肌が育つ

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もう一つ注意したいのが、体質との相性。あらゆるスキンケアアイテムに共通していることではありますが、体質によっては馬油を使った部分が荒れたり、ヒリヒリ痛んだりする可能性があります。特に、もともと動物性油脂でアレルギーが出てしまう人であれば、痛みや赤みが出るかもしれません。パッチテストは絶対に!面倒がるといいことないので!本当に!

 

また、馬油はその名の通り油性のアイテム。もともと脂性肌の人の場合、馬油によるケアを習慣化すると油分過多にもなりかねません。それによって、ニキビが出たりフケが出たりといったトラブルを招いてしまう可能性があります。しばらく使ったら様子を見て、べたつくようなら時期を見ながら使うのがおすすめ。冬場は毎日~数日に1回、夏場は気になったときだけ、というように使い分けるのがいいかもしれません。

 

 

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