絵描きド初心者が毎日描いたら上手くなれるのか実験~7ヶ月目前編~

2018年8月、前半の絵です。

初回:絵描きド初心者が毎日描いたら上手くなれるのか実験~1、2ヶ月目~

前回:絵描きド初心者が毎日描いたら上手くなれるのか実験~6ヶ月目後編~

このあたりからようやく毎日描くということができるようになってきたので、前編・中編・後編に分けていきます。

定期的にスピッツが聴きたい周期に入ります。曲数が多いのでよく作業用BGMとして仕事をしながらiPodアーティスト内シャッフルにしています。扱い方によっては場末のスナックみたいになりそうな単語をタイトルに使うのすごいな~と思って。場末系の絵は、私の「きれい・ていねいな絵を描くことができない」という、恐らく一生付き合っていくことになるであろうカルマを優しく許容してくれる懐があるようで好きです。

 

背景の描き方がすごく素敵な絵描きさんを見かけて、いいな~と思いチャレンジ。人物を中心に描いて周りを描きこんだりぼやかしたり素敵な加工でおしゃれに見せたりしたかったのですが、お察しの通り技術がまるで追いつかず悪戦苦闘しているあいだにタイムアップ。結果、どうにか形にしようと思っていた周りの部分はすべて消去し、ペンダントネックレスに入っている亡き父の肖像のようなシルエットの絵になりました。正面顔の写真なかったんか?

 

友人に「なんで急に矢沢あいみたいな絵柄に変わったの?」とツッコまれた一枚。残念!実際は「桜沢エリカ 女子 飲み物」で検索し、イメージを固めてから描いた絵です!だいぶ惜しかったですね!下書き段階ではちょうどいいダサさをキープできていたのですが、いざ描いて塗ってみたら、迫り来る抗いようのないダサさに襲われました。文字を入れたら二度と引き返せませんでした。

 

ちょうどいいダサさを演出しようとしてただただダサくなったシリーズ第二段。あと手を描けない病が極まり、結果として「あれ……こんなところから指が生えてる……」という心霊写真のような仕上がりになりました。描いた人が大真面目であることが一番の恐怖です。

 

これも友人にツッコまれたシリーズ。「なんで雲の色ピンクなの?え?雲だよね?」という素朴な問いに「なんでだろう……」と歯切れの悪い答えしか出てこなかったことを今も深く後悔しています。私は水色だか緑だか分からない色とピンクは組み合さなければならないものだと強迫観念的に認識しているのかもしれません。影の入れ方は難しいですね。いまだにイマイチ分からないです。

 

また出ました大瀧詠一先生。どれだけ好きなのかと。しかし、スピッツ以上の親和性に驚きです。場末というより地方都市の繁華街という感じですね。圧倒的すすきの感。「バチェラー・ガール」とか「ハートじかけのオレンジ」とか「ナイアガラムーン」とか、毎日聴いていてすっかり馴染んだタイトルも改めて見るとすごく絶妙ですね。スピッツの方はバッキバキ塗りつぶしツールの配色にしたんですが、こっちは水彩ツール多用パターン。レタリング未満の文字にはボヤボヤ色のほうが合ってるのかな。そうでもないか。いや冷静に考えたらまったく関係ないわふざけるな。

 

次回→絵描きド初心者が毎日描いたら上手くなれるのか実験~7ヶ月目中編~