猫ちゃんを拾ったり、譲り受けたりしたときには、まずは必要なものを揃えなければいけません。ただし、中には「必要って聞いてたけど案外使わないわ~」というものもあるので、お猫様の気まぐれに付き合いつつ用意してあげましょう。
絶対ほしい:エサ
まずはなくてはならない毎日の食事。缶詰のほかドライフードやセミドライフード、ウェットフードなど種類があり、猫ちゃんによって好みがあります。
少しずつ与えてあまり食が進んでいないようであれば別のキャットフードに切り替えてください。一気に大容量タイプのものを買ってしまうと、猫ちゃんが気に入ってくれなかったときかなりの損になってしまうので注意。個人的には、98円くらいで売っているウェットフードの小袋が大変重宝しました。割高でも、食べてくれるものを探すときに役立ちます。
ちなみに、人間の食事を与えることは厳禁です。
絶対ほしい:食器
キャットフードを入れる食器と、水を入れるボウルを用意します。小さい猫ちゃんなら、底が深すぎないものを選ぶのがポイントです。
これも個人的な体験談ですが、水入れ用に白い器を用意したら、猫が水の有無を目視できなくなり毎日勘で舌を出している状態になってしまったのでぜひ注意してください……。とりあえず器をぺろぺろしてみて、水にあたらないと「あ、ないわ」みたいな判断している猫、めちゃくちゃエモいので……。
絶対ほしい:爪とぎ
猫ちゃんは放っておくと、カーテンやソファーで爪とぎをしてしまうもの。賃貸アパートの場合には、退室時に費用をとられてしまう可能性もあります。
「爪とぎはここでする」としつけるために、できるだけ早いうちから爪とぎの場所を決めて、決まった場所で爪とぎができる環境を整えておきましょう。
絶対ほしい:トイレ
シートタイプ、砂タイプなど、種類豊富な猫用のトイレはお好みのものを選びましょう。
インテリアとの兼ね合いもあるため、置く場所を考慮して購入してください。
絶対ほしい:移動用バッグ
子猫を病院に連れていくときにも使うバッグは、非常時に備えて用意しておきましょう。
稀に、バッグの居心地がいいと自分から入っていく猫ちゃんもおります。バッグから「なにか?」みたいな顔を出している猫のかわいさたるや。
早めに用意したい:おもちゃ
退屈は猫にとって大きなストレスになるので、猫用のおもちゃを早めに用意しておきましょう。運動不足の解消にもなるので、ご飯をたくさん食べる猫ちゃんの健康キープにもつながります。
おもちゃも種類が豊富なので選ぶのが難しい、とりあえず身近なもので代用したいというときは、小型レーザーポインターがおすすめ。
100円ショップに売っているコレを壁に当てて動かすだけで、猫ちゃんのハンター心をわしづかみにできます。
用意しておくといいかも:トイレ用消臭グッズ
飼い始めたばかりのころは、すぐに処理してもトイレ付近の匂いが気になるものですが、猫用として展開されている消臭アイテムを使えば問題ありません。
さらに、猫ちゃんが粗相をしてしまったときにも使えるので、トイレの位置を覚えるまでのあいだはかなり活躍してくれるはずです。
用意しておくといいかも:粘着クリーナー
インテリアや服についた猫の毛問題は、かなり気になるもの。
ただしガムテープなんかでも代用できるので、使いやすいものを用意しておくといい感じですね。
案外いらないかも:猫用ベッド
気まぐれさが猫のかわいいところではあるんですが「お前のためにこれ用意したんだぞ!」というものを思ったように使ってくれないのがお猫様。
特に猫用ベッドは、せっかく用意しても使わない可能性が高いです。ベッドではなくベッドが入っていた段ボールで寝始めるというのもよくあるお話。
せっかく買ったベッドを使ってくれないときは、ベッドの場所を変えてあったかいところに持っていったり、飼い主さんの寝室と同じ空間においたりすると使うようになるかもしれないそう。あとは、飼い主さんの匂いをつけたブランケットを敷いておくのもいいらしいです。かわいいね。
案外いらないかも:キャットタワー
ベッドとまったく同じで「君のために買ったんだよ!これは人間どもにとっては持っていてもしょうがないどころか場所もとるし結構邪魔なものなんだよ!」というアイテムにもかかわらず、お猫様によっては見向きもしてくれないのがキャットタワー。こちらも、場所を変えたり匂いをつけたりすると遊んでくれるようになるかもしれません。
あとはエサをキャットタワーの上階に設置して、お腹が空いたときは登らなきゃいけないというシステムを導入し、半強制的に運動させるのもいいようです。ただし怠惰な猫ちゃんはごはんを食べるのを平気で忘れてやせ細るという現象が起こるケースもあるそうなので、そのあたりは注意ですね。
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