最近、クロネコヤマトをはじめ色んな業者で溶解処理サービスが展開されています。調べれば調べるほど気になるサービスである溶解処理ですが、「正直シュレッダーを使う場合とどれくらい違うの?」と思ってしまったので、まとめてみました。
そもそも「溶解処理」とは
溶解処理とは、破棄したい書類やファイルを業者へ引き渡すことで、抹消してもらうサービスのこと。
業者に引き渡した書類は、段ボールごと大きなミキサーのような機械によって、繊維レベルまでばらばらにします。
そのため、誰にも見られず抹消することが可能。
業者によっては「引き渡す書類を鍵つきボックスに入れて絶対に誰にも見れない状態にする」、「運搬トラックにも鍵をつける」など、さらなるセキュリティ向上を叶えるオプションも展開しています。
近年注目が高まり、複数の業者がサービスを展開しているので、利用時にはコストやオプションを参考に比較してください。
シュレッダー処理と違う溶解処理のメリット
- 素早く大量の書類を処理できる
- ファイルやバインダーごと抹消できるため面倒な仕分けが必要ない
- 焼却処理ではないため、ダイオキシンや粉じんが発生することがなく環境に優しい
- オプションを利用すればセキュリティ向上も可能(処理の立ち合いなど)
- 機密抹消証明書を発行してもらえる場合もある
このあたりが、溶解処理ならではの魅力。
特に各種オプションや証明書の発行は、シュレッダー処理ではなかなか難しい部分です。
溶解処理とシュレッダー処理の違い
【ちまちまシュレッダーにかける手間がない】
一番大きな違いと言えるのがこれ。
シュレッダーはどうしても、手動で一つひとつの書類を処分しなければならいため、時間がかかってしまいがちです。
溶解処理なら、段ボールや専用ボックスに不要な書類をガンガン入れていくだけ。
仕分けをしたり、クリップやファイルを外したりする必要もないため、処分したい書類の量が多いときも簡単な作業で終わります。
【すぐに処理したい書類には溶解処理とシュレッダーどちらが適切か?】
溶解処理では、書類の回収・運搬のスケジュールは業者にゆだねられます。
そのため「今すぐ処理したい!」という書類なら、自ら責任を持ってシュレッダーで処理をした方が安全。
もしくは「即日対応可能」という溶解処理業者を利用しましょう。
ただし、急な回収・運搬以来は別途料金が発生することも。
トラブルにならないよう、見積もり時、依頼時に確認しておきましょう。
【コスト面についてはよく検討を】
溶解処理は、一度の利用なら数千円前後とシュレッダーを導入する場合もよりもお得に利用可能。
ただし、利用するたびに都度費用が発生するので、ランニングコストはかさみがちです。
ちょっとした書類を毎日処分するのであれば、シュレッダーを導入した方が安く済む場合もあるので、利用頻度や環境に応じて検討することがおすすめ。
「導入費」「ランニングコスト」「手間賃」「人件費」など、色んな要素を総合的に判断してください。
近年、機密書類や個人情報の扱い方によって、企業の信頼がガタ落ちしてしまうケースはめずらしくありません。
溶解処理にもシュレッダー処理にも、それぞれメリット・デメリットがあるため、うまく使い分けたいものです。
【関連記事】
仕事で成果が出ない鬱社会人に、フジファブリック志村の言葉が染みる
集客を増やす方法としてMEO対策に効果はあるのか?ローカルSEO対策のやり方
ストレングスファインダーの本でテストを体験した衝撃の結果について