コロナウイルスの話題で抑圧されればされるほど高まるのが旅行欲。とくに「海外旅行行きたい~!!」と脳内でプランを立てている人は多いのではないでしょうか。そこで、海外旅行の目的の一つに「アートのお祭り」を組み込んでみるのはどうでしょう?
日本でも、東京で毎年開催されている大規模なアート・デザインのお祭り「デザインフェスタ」のように、毎年各地で色んなアートフェスタが開催されています。プロからアマチュアまで多くのアーティストが出展し、イベントによっては気に入った作品をその場で購入することもできるアートフェスは「ただ旅行する」という意欲を満たせるだけでなく、新たな出会いや新鮮な刺激のきっかけになるはずです。日本から外へ目を向けると、さらに気になるアートフェスがたくさん見つかりました。
イタリア「ヴェネチア・ビエンナーレ」
現代美術の国際美術展覧会として有名な、ヴェネチア・ビエンナーレは世界中から注目を集める、アートの祭典のひとつ。1895年から開催され、100年以上の歴史を誇っています。
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美術部門のほか、映画部門・建築部門・音楽部門・演劇部門・舞踊部門などさまざまな部門が展開されているのも特徴。幅広く芸術分野に関心がある人にとって、強い憧れがあるアートフェスです。
シンガポール「アート・ステージ・シンガポール」
アジア最大級のアートフェスタと言われているのが、アート・ステージ・シンガポールです。2011年、東南アジアの旗艦アートフェアとしてスタートし、以降さまざまなジャンルのアートが集うお祭りとして世界中から注目を集めています。
アート作品を閲覧するだけでなく、アーティストトークなどの同時開催イベントで刺激を受けることもできます。
ポルトガル「アゲダグエダ」
秋が終わりを迎える6月ごろに、収穫祭とキリスト教聖人のお祝いを兼ねて開催されるアートフェスです。その中でも特に人気なのが、傘が空を埋め尽くす「アンブレラ・スカイ・プロジェクト」。めちゃくちゃSNS映えするので、目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。類似イベントもさまざま開催されるレベルで有名です。
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晴天に透ける色とりどりの傘は、もう本当にめちゃくちゃきれい。1ヶ月近く開催されるため、旅行スケジュールを立てやすいのも魅力です。
ハワイ「フローティング・ランタン・フェスティバル」
日本でも「灯篭流し」の文化が根付いていますが、海外でもあちこちで行われています。そしてハワイで行われているいわゆる灯篭流し的なイベントが、フローティング・ランタン・フェスティバルです。
テントで配られるランタンセットに自分の願いを書き、アラモアナビーチパークからどんどん流していくイベントです。アート作品を発表するお祭りではありませんが、フォトジェニックな光景は一度見てみたい。
アメリカ「ベイ・トゥ・ブレーカーズ」
「アートフェスでしょ?スポーツの話じゃないでしょ?」と思われそうですが、こちらはサンフランシスコで毎年行われている、12キロの道のりをひたすらマラソンイベント。
この情報だけだと一見、シンプルなマラソン大会のように思えるかもしれませんが、参加者が好きなコスチュームを着て走ることができるのがベイ・トゥ・ブレーカーズの最大の特徴です。そのため毎年、腕によりをかけてヤバヤバハイクオリティコスチュームを身につけるランナーが殺到し、さながらアートフェスのような盛り上がりを見せているのです。ケンタウロスやらアメコミヒーローやら、渾身のお手製コスチュームの数々は見ているだけで楽しい。
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そして毎年、裸の走者が登場することが一種の風物詩になっているのもいい感じにアホさがあって惹かれます。祭りってこうでなくっちゃな!という気持ちになるから不思議。
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