【贈り物・プレゼントのマナー&タブー】上司や目上の人に失礼にならないために

相手を思って贈るプレゼントや贈り物も、選び方を間違えると大変なことになります。それは、マナー的には贈っただけで「失礼!」「縁起でもない!」と思われてしまうような「贈り物にはタブーなアイテム」が数々あるからです。

しかし、すべてのアイテムを「絶対に贈ってはいけない」というわけではありません。人によっては「全然気にしない!」「むしろ欲しかった!」という人もいるはず。しかし一方で、マナーやタブーを知っている人には「これを贈られたってことは、よく思われてないのかな……」ととらえられる可能性があります。

知らずに贈ってしまうのと、「悪い意味もあるけどそういうことではなくて、いい製品だから贈りたくて」とことわってから贈るのでは印象は大きく違うので、これからご紹介するアイテムについては「プレゼントしてはいけないわけではないけれど、取り扱いが難しい」ということを覚えておきましょう。

くし

女性への贈り物として間違いのなさそうなくしですが、贈り物としては縁起が悪いとされています。

それは、その名前から「苦」「死」をイメージさせるから。例えば、病床に伏している人に対して贈ろうものなら、もうめちゃくちゃ不吉&縁起でもない!たとえ知らなかったとしても、かなり失礼な意味になってしまいます。

 

お茶

お土産ものとしても喜ばれそうなお茶は、古くから、香典返しに使われることの多かったことからネガティブなイメージが根付いているアイテムです。

とは言え、最近では引き出物に贈られることもあるためあまり気にしすぎなくてもいいかもしれません。

 

ハンカチ

「ハンカチ」は漢字で「手巾(てぎれ)」と書きます。

つまりハンカチを贈ることは「手切れ」を意味しているととらえられ、「あなたとの縁を切りたいです」という思いがあると考えられてしまう可能性が。

意図せず贈っても、相手からするとショックな贈り物かもしれません。

 

キャンドルやライター

アロマキャンドル、ライター、暖房器具、赤一色デザインのものなどは「火を連想させる」という理由で、新築祝いなどではタブーとされています。

火事を招く縁起の悪いものとされているからですが、新築祝いのように住宅や建築に関係なければそこまで気にしなくてOKです。

 

靴下

たくさんあると便利&もらってうれしい靴下ですが、目上の人やお世話になっている人には贈らないように注意。

靴下には「踏みつける」という意味があります。

同じ理由で、スリッパを贈るときにも注意が必要です。

 

ベルト

続いて、靴下・スリッパと同様に目上の人に贈るのは避けたいのがベルトです。ベルトは身を引き締めるためのものであることから、贈り物にする際には転じて「気を抜くな」という意味を持ってしまいます。

上司からすると、なんで部下に贈られなきゃいけないのか!とイラッとしてしまうようなアイテムなのです。

 

印鑑

印鑑は、卒業祝いとしてもらった経験のある人も多いのでは。と言うのも、印鑑には「今後の自立を促す」という意味があります。

だからこそ先輩や上司へ贈るのは、かなり上から目線なニュアンスになってしまいます。

 

ペン

学生からビジネスパーソンまで、絶対に利用するペンは贈り物の定番ですね。

しかし、ペンを贈ることは「もっと勤勉になりなさい」という意味があります。学生さんや年下の人に贈るのが無難であり、目上の人には贈らないよう注意が必要です。

 

腕時計

価格帯の幅が広く、ビジネスアイテムとしてもファッションアイテムとしても腕時計。

しかし、普段遅刻などをしやすい相手に「これを見てちゃんと時間管理を行いなさい」という意味があります。つまり、腕時計を贈られた時点で受け取った人は「この人に、時間管理ができてないと思われてる!?」と受け取る可能性があるわけです。

目上の人に時計を贈りたい場合は、かけ時計や置き時計を選びましょう。

 

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