マネーの虎を覚えていますか。

2001年10月から2004年3月まで、日本テレビで放映されていた、一般人が事業計画をプレゼンして、投資家(虎)の判断で資金援助を受けられるという番組です。

子どもの頃には「ほうほう」という感じで見ていましたが、個性豊かな社長たちのビジネス理念は今になって思い返し染みるものも多いです。仕事で詰めの甘い計画書を提出してボロクソ言われたときとかね。

一視聴者でしかないのですが、ふと「社長たち、元気かな……」と思い、現在どうしているのか調べてみました。

株式会社生活創庫 堀之内九一郎社長

余談ですがマネーの虎において、堀之内社長が吉田栄作先生じきじきに「なんで出資しないんですか?」と叱られる回が結構トラウマです。そんなこと言ってやるなよ……出資が強制になったらあまりにもデキレースになるだろうよ……と思ってました。

そんな堀之内社長の会社は、本拠地を静岡県浜松市に構えるリサイクルショップフランチャイズチェーン。しかし、同業他社との競争激化によって徐々に規模縮小、さらには取引停止処分を受けてしまいました。

最近では、鑑定士として番組に出ているところをお見かけします。

柔らかい物腰の堀之内さんが、レアアイテムを見つけたときに「これは!」とテンションが上がっている姿を見るとこちらもわくわくします。

 

株式会社モノリス 岩井良明社長

教育関連事業を行っていた岩井社長。

サンドイッチマンの伊達さんのような見た目と、表情から伺える柔らかそうな雰囲気のギャップが素敵な社長です。

趣味はパチンコと麻雀というのも推せる。雰囲気を裏切らない……。かつては、衝撃の8巡チューレンツモで伝説を築き上げた小島武夫氏主催麻雀の予選シリーズ優勝経験もあったそうな。

2007年からは株式会社MONOLITH Japanを設立。そちらの社長として、そして株式会社モノリスの会長として就任していらっしゃいます。

 

株式会社ソフト・オン・デマンド 高橋がなり社長

同世代の人は、マネーの虎のおかげで「ソフトオンデマンド」という言葉を知った人も多いはず。我々の青春時代はSODとともに。そして出資額が一番多い社長でもあります。

もともと、アマチュア時代(と言っていいのか分かりませんが)にテリー伊藤氏から幾度も出資してもらい、起業、挑戦、失敗、また起業……という経歴を踏んでいるからか、その恩を後継者へつなげていく姿が良いですね。

さてアーティストでも作家でも、大成を遂げた人は年齢を重ねるとともに土に触れる作業へ関心を向けていくことが少なくありませんが、社長もまたしかり。国立ファーム有限会社を立ち上げ、今は農業関連でバリバリやっていらっしゃるそうです。

 

株式会社エイチワイシステム 安田久社長

飲食業一筋の安田社長は、株式会社エイチワイジャパンにて「監獄レストラン アルカトラズ」ほかレストランを展開。2006年4月には「株式会社エイチワイシステム」も設立しましたが、2011年6月に自己破産申請。

現在は、飲食業界のノウハウを活かしヒットの仕掛け人として塾やセミナーを運営しているようです。公式サイトによれば株式上場にまつわる講演会や多店舗展開を目指す経営者向けセミナーも実施しているそう。

 

なんでんかんでん 川原ひろし社長

有名ラーメン店「なんでんかんでん」を展開している川原社長。しかし競合店の増加によって2015年までにすべての店舗が閉店したものの、2018年9月に再オープンしています。

さらにそのほかにも「エステ」「音楽」「催眠術」などめちゃくちゃ広い範囲で活躍されています。

 

株式会社商業藝術 貞廣一鑑社長

アベフトシのような立ち振る舞いと、柔かい物腰で志願者一人ひとりと向き合う貞廣社長。

ある回では、出資した志願者が後日「プレゼン時に伝えた情報の中に間違いがあり、故意ではないものの番組の禁忌である『プレゼン時に嘘をつく』を侵してしまった」と受け取ったお金を返しにきた際「誰にでも間違いはあるから気にしなくていい、自分のやりたいことを信じてやってください」という趣旨のエールを送った、修羅の国・マネーの虎の良心です。

放送当時は「株式会社ラヴCEO」という形で出演していましたが、現在は株式会社商業藝術の代表とのこと。外食産業を主軸に、再生文化・リカルチャーや対抗文化・カウンターカルチャーを展開されています。

 

 

こうやってみると、多くの社長がなかなかデカめの失敗を経験しているのが分かりますね。

それでも新しい事業をはじめたり、年齢に関係なく常に前向きな社長の姿を見ていると身につまされるものがあります。はー、がんばろう。