以前書いたとおり女性ゲーム実況者のobasanさんが大好きなんですが、私にとって同列一位的なあまりにも好きすぎる存在が、女性ゲーム実況主・ゆかさんです。
知的で落ち着いた雰囲気のobasanさんと対照的でありながら、神がかり的な面白さを爆発させていたゆかさん。いや、ゆか先生。ときたまふと思い返して観たくなるのですが、過去動画は消されてしまっているものも多く悲しい思いをしています。
「ゆか先生今なにしてるのかな~」と思って調べてみたら、普通のプー太郎というパワーネームでTwitterをやっておられました(2018年7月現在)。せ、先生……!私の中のゆか先生のイメージを整理しながら、ゆか先生の神っぷりをご紹介したいと思います。
【追記】その後、無事に就職を果たしたらしいゆかさんはTwitterネームを「普通の会社員」に変えていました。そして、普通のJKがゲーム実況をはじめるまでのリアルな様子を漫画に描き起こしていました。アグレッシブ精神の塊か?10年経っても好きです。
ゲーム実況主「ゆか」さんとは
ゆかさんは「普通のJKのあたしが◎◎(ゲーム名)しまぷー」シリーズを投稿していた女性実況主です。2008年6月頃から1年ほど活躍し、その後失踪、2011年にまた復活。これまでにときめきメモリアル、鉄拳、バイオハザード、パワプロ、FF6などのゲームを実況していましたが、身バレを理由にこれまでコツコツ投稿していた動画を全削除してしまいました。
プレイスタイルは、NOTサクサクプレイ。しかし、持ち前の自由すぎるキャラクターと天真爛漫とはこのことかと言いたくなる言動の数々で、見ている人を半強制的にゆかワールドへ引きずり込むため「もっとサクサクプレイしろよ!」系のイライラコメントよりも、草弾幕の方が圧倒的に多かったという伝説の持ち主です。
「はあ~?」「やっばー」「まじ意味わかんねぇんだけど」「うっざー」「やばい超イケメンじゃん」「あたしも携帯小説とか読むし」他、本当に普通のJKだな~!?というゆる発言の数々が観ている人の心をひたすらほっこりさせ、観ている人は全員強制的に親戚のおじさんポジになってしまいます。ゆか先生の伝説は語りだしたらキリがないのですが、私の好きなエピソードは以下の通り。
ゆか先生伝説:身バレでキャラ崩壊
ゆか先生の動画は、普段の喋り方で、普段どおりにゲームをしている状態をそのまま配信しているな、というナチュラルっぷりが何よりの魅力です。
ゆえに、あるときクラスメイトに身バレするという、当事者にとっては大変恐ろしい珍事が発生。普段、学校ではゲーム実況をやっていることを友人に話していないというゆか先生は(このエピソードもとても普通のJKらしくて推せる)、唐突なキャラ変えを試みます。
それは裏声&ぶりっこ不思議ちゃんによって自分らしさをもみ消す某ゆ○こりんスタイル。結果的に、ごまかしきれなかったことで動画全削除の悲劇を招いてしまったわけですが、この機転の利かせ方には恐れ入りました。
ゆか先生伝説:チュートリアルで詰む
英語が読めない、漢字も読めない、それでも強引に押しきっていくというフリーダムプレイに定評のあるゆか先生。野球をまったく知らないという状態ではじめたパワプロの実況動画では「右投げ左打ち」などを選択できるキャラクターメイクの段階で「は?どういうこと?」「四字熟語わかんないんだけど」と悩み始め、チュートリアルで詰むという伝説を生み出しました。
ちなみにパワプロ実況の1話目は、最初ノー音声でひたすらオープニングを流し淡々と進んでいくのですが、オープニングムービーに登場した友沢くんに「ひゃあやばいかっこいい!!」と突然反応し、「友沢様」とあがめはじめ、のちに恋愛小説に自分と友沢様を重ねて楽しむようになるゆか先生の姿を見ることができます。
ゆか先生伝説:ゲームで詰んでメーカーに凸
数多の詰み伝説の中でも外せないのは、バイオハザード4をプレイしていたときのエピソード。バイオ4に登場する「サラザール」というキャラクターは、弱点を的確に狙わないと倒せない敵です。
それを知らなかったゆか先生は、何度も何度もサラザールにチャレンジ。しかしどうしても倒すことができず、なんとカプコンに問い合わせるという暴挙に出ます。「あのぉ、バイオハザードでぇ、敵が倒せないんですけどお」と普通のJKが泣きつき、カプコンの中の人が冷静に対応する様子がノーカットで流れる問い合わせ動画は、ニコニコ動画史上に残る神ドキュメンタリーだと思っています。
通常、攻略情報には答えませんというスタンスを貫いているカプコンが、ガチで困っているJKを見捨てることができなかったのか「目玉のほうを撃っていただいてですね……」と丁寧に答えてくれる姿に、観ている側は謎の感動を覚えました。
ゆか先生伝説:オンラインプレイ中に親フラ
普通のJKは、当然普通に実家暮らしです。そのため「親が帰ってきたから小声でやる」と急に実況音量をしぼりはじめたり、飼い犬がほえ始めたり、動画になんとも言えない生活感があるのが、ゆか先生の動画の面白いところ。
私が一番笑った親フラは、ゲーム実況主コイケヤさん主催「コイケヤ会」のマリオカート実況動画。コイケヤさんや塩さんなど名だたるゲーム実況主が全力でマリオカートをやる中で、ゆか先生はゲームプレイ中に親が登場してケンカをしはじめるという伝説を残しました。
動かなくなった車の画面に「だから今は無理って言ってんぢゃん卍!」的な、普通のJKのケンカがのっている映像がただただ流れていく動画をはじめて観たときの衝撃たるや。狙ってできることではないタイミングの神ツモっぷりと、その様子を包み隠さず動画化してしまう姿に、本物の天才だ……と天を仰がざるを得ません。
そんなゆか先生は、時間の流れとともに普通のJKを卒業し、普通の大学生、普通の社会人を経て普通のプー太郎に到達しました。Twitterでは身体を壊している旨も記していて、とても心配です。元気になったゆか先生が、またゲーム実況界に戻ってきてくれますように……!
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