「じゅん散歩」という番組をご存知ですか。かの有名な「ちい散歩」のようなテンションで、高田純次さんが街ブラをするテレビ番組です。
わたしがもともと旅番組、街ぶら番組が大好きという前提をさっぴいってもこの番組が本当に面白すぎて大好きなので、今一度各種テレビ番組や雑誌などのメディアに露出した際の、高田先生のヤバ語録を紐解いてみました。
大嘘自己紹介シリーズ
さまざまな街を散歩するに当たって、必ず起こるのが人との出会いです。旅行番組においては、一期一会の人との出会いこそが醍醐味と言ってもいいでしょう。
しかし高田純次さんにとっては、人との出会いおよびそこで発生する自己紹介は、うそつきポイントに他ならないのです。
「こんにちは、○○です」というフォーマットに当てはめて、まったく別人の名前を伝えます。「ジョニー・デップです」「レオナルド・ディカプリオです」「アンジェリーナ・ジョリーです」「チャン・ドンゴンです」「アイルトン・セナです」など。なぜか海外セレブ率高し。たまに「聖徳太子という者ですけども」「ナショナル坊やなんですけども」などのパターンもアリ。
これは推測なのですが、恐らく高田純次さんは正しい自己紹介をしたことが人生で一度もないのだと思います。
初対面いじりシリーズ
はじめて出会った人とも、ぐいぐい距離を縮めていくことに定評のある高田純次さん。そのときの雑な初対面いじりも、逐一テキトーでたりません。
- (妙齢の女性に対し)「10代かと思った」
- 「あなた誰かに似てると思ったら、森高千里。言われたことない?周りによく言っておかないとね」
- 「あなた松嶋菜々子に似てるね。誰かに言われたことない?ああそう、じゃあ似てない」
- 「あなたオダギリジョーに似てるね。言われない?たまに?たまってどんなたま?大きなたま?小さなたま?」
- 「あなた誰かに似てるね。誰かはわからないけど」
- 「きみスポーツやってそうだね。よく見たらそうでもなかった」
- (二人組の女性に対し)「おめでとうございます!今日の20人目です!お祝いとしてあなたのお昼はこちら(隣の人)が支払います。そしてこちらのお昼をあなたが支払います」
- 「ハッキリした顔立ちだね。どこに鼻があるかちゃんと分かる」
- (テレビの撮影?と聞かれた際に)「これはラジオの収録で『石炭のできるまで』っていう番組ですけども」
- 「笑顔がすごいね。笑うと笑顔になるんだね」
- (特に何も言っていない相手に対し)「かっこいい?よく言われます」
- 「俺は一目見てきみが男か女か分かる」
- (偶然出会った人がJリーガーであると知って)「お名前は?」「高橋です」「ああ、高橋かあ!!」(絶対1ミリもピンときていない)
初対面でこれらをくりだされたら、こちらの防御力も自然と下げざるを得ませんね。最強のデバフです。
大嘘経歴シリーズ
相手をいじるだけでなく、自分自身の情報も小出しにしてくださる高田純次さん。ただし、国や地域に関したお話はたいがい「知らないけど」でシメられるので注意。それ以外にもたびたびくりだされる、適当な経歴詐称がくせになります。
- 「スペインってオシャレなところだよねえ。行ったことないけど」
- 「パリは寒いときに行くといいよ。行ったことないけど」
- 「僕はね、イタリア語ペラペラなんだ。意味はわからないけど」
- 「毎日英字新聞を読んでるよ。意味はわからないけど」
- 「日本で初めてサーフィンしたのは俺だよ。わかんないけど」
- 「これが生ビールってやつ?66歳にしてはじめて飲んだけどうまいもんだね」
- 「『ストレス』って言葉、さっき初めて聞いたよ」
その実行動歴が広く、博学知識人でもあるからギャップに胸高鳴ります。
シンプル大嘘シリーズ
そして自己紹介や経歴にあきたらず、ただひたすらに大嘘をつくときもあり、かつそのスムーズな語り口にはしばしば惑わされます。
- (美少女フィギュアを差し出しながら)「これはカステラなんだけど」
- (立ち寄った居酒屋さんが開店前だったことを受けて)「あ~、開店前かあ。今、100万円持ってきて飲もうと思ってたんだけど残念」
- 「俺は明太子を丸々ひとつ飲み込むと、股間が綺麗な花を咲かせるんだ」(シンプルにわからない)
- 「『寝る子はよく寝る』っていうよね」
- (女性にバストサイズを聞き)「Eカップ!?だめだよ!Eカップなのにコートなんか着ちゃだめ!なんのためにコート着てるの!?Eカップは水に濡れたシャツしか着ちゃだめ!」
ボケるときになんの圧力もかからないので、うかうかしているとボケとも気がつかない可能性があって危険です。気を抜けません。
自信満々発言シリーズ
自分を魅力的に魅せる男・高田純次。それは発言が自信満々だからではないでしょうか。特に惹かれたのはこれらの発言。
- 「オレは格好をつけてないつもりなんだけど、カッコよさが滲み出ちゃうんだ」
- 「キミはイケメン好きじゃないの? じゃあ僕のことは好きになれないね」
- 「朝はトリュフ、昼はツバメの巣、夜はクマの左手を食べてるんだけども」
- 「オレは優しいから『足をなめなさい』って言われたら喜んでなめちゃうよ」
- 「自分が車に乗ってる写真を見て、自分のあまりのカッコよさに惚れちゃった」
実際、魅力に惹き込まれてからは「その通りですよなんのボケにもなってないですよ!!!」という気持ちになってしまうのも度し難い。
こうして日々、名言集を更新していく高田純次さん。許されるのなら来世は彼になりてえな。思ってないけど。(ペロッ)(舌を出すおちゃめなマイム)
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