お世話になった人の栄転が決まったら、品のいい栄転祝いをさらっと贈りたいものです。しかし正直なところ、ビジネスと直結したお祝いだからこそ具体的に何を贈ればいいのか悩んでしまうものです。そもそも「栄転」とはなんなのかというところからはじめ、栄転祝いの基本マナーを確認していきましょう。
「栄転」「昇格」「昇進」の違い
「栄転」と同じようなシーンで遣われる言葉に「昇格」「昇進」があります。ということでまずは「そもそも栄転っていったい何なのよ?」というところからチェックしていきましょう。
- 「昇格」とは……職能資格制度で等級が上がること。基本的には、社内で歯py法されます。
- 「昇進」とは……「課長から部長への昇進」というように、高い役職に就くこと。発表は社内だけでなく、取引先など社外の人にも伝えられます。
- 「栄転」とは……昇進にくわえ、それに伴い他の都道府県の事業所や支店等を移動すること。引越しをともなう昇進が、栄転に当たります。
栄転祝いの基本マナー
家族や友人の栄転であれば気にしすぎる必要はありませんが、上司や取引先の栄転祝いではマナーを意識しないと、失礼になりかねません。お祝いを贈るときには、これからご紹介する内容を意識しましょう。
□相場は?
~30,000円ほど。身内や友人なら2,000~3,000円ほどが目安です。
□贈る時期は?
栄転が正式に発表されてから、なるべく早く贈ってください。栄転は引越しをともなうものだからこそ、相手が本格的な準備に移り忙しくなる前に贈りましょう。
□のしと水引は?
水引は紅白か金銀の蝶結びにします。表書きは「御栄転御祝」「祝御栄転」などとします。
栄転祝いを贈ることが失礼になるケース
先ほどご紹介したように、役職の変化にともない引越しをする場合は「栄転」です。しかし、引越しをする=栄転ではなく、反対に役職が下がることで引越しをしなければならない「左遷」の可能性もあります。意味は百八十度違いますが、わざわざ社員へ周知させることがないためほとんどの社員は詳細を知らないままとなります。「引っ越しを伴う=栄転だ!」と思い込んでいると、相手に対して非常に失礼な状態にもなりかねません。
そのため、転勤が発表された際に明確に「栄転」という確証がもてないのであれば「栄転祝い」として贈らないようにしてください。お祝いを用意するときにも、あくまで「新天地でがんばってほしい」という姿勢で贈りましょう。
栄転祝いにおすすめのプレゼント
それでは具体的に、どんな贈り物なら栄転祝いにぴったりなのか、そして相手を喜ばせることができるのかご紹介していきましょう。
まずは、お祝いの定番プレゼントであるアルコール。お酒好きの相手なら、まず外れない定番の品です。ワイン、日本酒、焼酎など相手の好みが分かればそれを踏まえて贈りましょう。
お花、グリーン
こちらもお祝いの定番です。送別会などのシーンでは花束を用意して、明るく送り出しましょう。生花の管理が得意でない人には、世話が簡単なグリーン系がおすすめ。
プリザーブドフラワーやドライフラワーを小瓶につめた鮮やかなインテリアは、女性に喜ばれるプレゼントの定番です。
プリザーブドフラワーなら生花と違い、管理が必要ないのが魅力。忙しい方でも枯らしてしまう心配がなく「お花をもらっても花瓶がないから困る!」といったトラブルを避けられます。お母さんへのお祝い、女性の上司へのお祝いにぴったりです。
新居でも新しい事業所でも使えるマグカップ類は、あると便利なアイテムです。外回りがメインの仕事であれば、外でも使えるサーモボトルなどもいいですね。
人気ブランドであるロイヤル コペンハーゲンやウェッジウッドの食器類は、華やかで贈り物にもぴったりです。さらに北欧食器や、ポーリッシュポタリーと呼ばれるポーランド陶器なども「手に入りにくい」「デザイン性が高い」といった理由から「自分で購入するのはためらわれるけど、贈り物としてもらうとうれしい」と喜ばれるポイントとなるでしょう。
ガジェット系
スマホ充電器、USBハブ、モバイルバッテリーなどのアイテムは、仕事の相棒にもなる優れもの。便利でビジネスを加速させてくれるアイテムは、上司や取引先にも喜ばれるはずです。
贈り物という華やかなイメージよりは実用性が勝るため、人によっては「これでいいのかな?」贈るのを悩むかもしれません。そんなときは「仕事で確実に使えるものを選びました」というように、一言メッセージを添えるとよいでしょう。相手を思って選んだことがわかれば、悪い気はしないはずです。
アロマオイルやディフューザーは新居でも使うことができ、リラックスさせてくれるアイテム。バスタイムが心地よくなるバスオイルや、車内で使えるアロマディフューザーなども人気です。香り系は好みがわかれるポイントではありますが、相手の好みがわかっているときにはとても喜ばれます。
何気ない会話から「バラの香りが好き!」などの情報があったり、普段使っている香水の香りを参考にしたりしながら検討してみましょう。
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