舌の色で体調が分かるらしい。口臭予防のためにも覚えておきたい舌磨きのセルフケア方法

鏡を見るたびに自分の顔色の悪さに驚き、顔色の悪さからひょっとして体調が悪いのでは? と思い当たり、思えば思うほど確かに体調が悪くなっていく、という悪循環にはまりがちなのですが、これはあるあるですか?

もっと言えば、ときどき鏡を見て「舌の色が気持ち悪すぎる……」と自分でドン引きしてしまうことがあります。毎日歯磨きはしていても、正直なところ舌のケアとなると、ちょっと扱いがあいまいになってしまいます。ということで、歯医者にクリーニングをしてもらいにいったついでに舌のケアについても聞いてきした。

舌の汚れの正体について

健康的な舌は、赤くきれいな状態になっているものです。しかしふとしたときに鏡を見ると、舌の表面部分が白っぽくなっていたり黄色っぽくなっていたりすることがあります。歯医者で相談したところ、これは舌苔(ぜったい)と呼ばれる舌特有の汚れだそうです。

主な原因は口内の乾燥や、細菌の繁殖。なんとなく体調が悪いな~というときに、口内の環境が悪くなってきたように感じることはよくあるのではないでしょうか。実際、この舌の汚れは体調不良やストレスによってもできやすくなるのだそうです。さらには舌苔によって、口臭も起きやすくなってしまうそうです。体調が悪くなる、舌の環境が悪くなる、口臭が起きる……これは最悪の展開。

 

そもそも舌の汚れはケアすべきなのか

舌の汚れは口臭にもつながり、見た目も悪くなってしまうもの。しかし先生によると、だからと言って舌のケアを「歯磨きのように毎日何回もやる必要はない」とのこと。

 

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それどころか、非常にデリケートな器官である舌を歯磨きの要領でゴシゴシこすることで、必要な組織である舌乳頭まで乱暴に取ってしまうケースがあるそうです。結果として舌をきれいにするどころか、かえて傷つけてしまう可能性があるため、正しいセルフケアの方法を覚えてやりすぎないことが大切です。

 

舌のセルフケアの具体的な方法

舌のセルフケアはこのように行います。

  1. 舌磨きブラシなど、舌のケア専用アイテムを用意する(歯ブラシでこするのはNG!)
  2. 舌の奥の方にブラシを優しくあてる
  3. 前に向かってやさしくブラシを滑らせ、汚れをかきだす
  4. ブラシは1回ごとにしっかり洗う
  5. 週に1~2回くらいを目安にこうしたケアを行う

ちなみに歯ブラシは舌には刺激が強すぎるらしく「面倒だしこれでいいや~」と軽い気持ちで使うと舌を傷つけ、最悪のケースでは味覚障害を招く可能性もあるそうです。

もし、舌磨きやセルフケアをしたあとに、口が渇きやすくなった、口臭が気になるようになったというときはやり方が間違っているかもしれません。少しずつ試しながら、痛みや違和感を伴わない自分に合ったケア方法を探してみましょう。

 

時間がなければ他のオーラルケアも併用

ブラシを使った舌磨きは状態をチェックしながら気になるときにやってみる程度でOK。また、時間がないときにはマウスウォッシュでゆすぎうがいをするだけでもいいそうです。マウスウォッシュについて、あまり「舌のケア」という意識がなかったのですが、舌のセルフケアアイテムを持っていない人にとって一番身近で使いやすいものかもしれません。


また、電動歯ブラシを活用することでも口内環境を清潔な状態へ保ちやすくなります。日頃、通常の歯ブラシを使っていて口が臭い気がする、なおかつ丁寧なオーラルケアはできない!という人は、電動歯ブラシへ切り替えることからはじめましょう。

 

自分ではなかなか気づきにくいのが、口臭の怖いところ。だからと言って、なかなかド直球に「口臭いであんた!」と指摘してくれる人もいません。舌の状態をチェックしながら、正しい方法でケアする習慣をつけたいところ!

 

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