ハライチのターン!の神コーナーと悲しき終了理由一覧

日ごろから仕事中にはよくラジオを聞いているのですが、現在とあるラジオ番組にめちゃくちゃはまっています。

それが2016年9月より放送されている、TBSラジオの「ハライチのターン!」。二人のトークが面白いのはもちろんのこと、ラジオ番組に欠かせない存在である「コーナー」の扱いがいい感じに雑&絶妙に味わい深いのが最高です。本編もしくはラジオクラウドで新たに生まれては葬られていく、ハライチのターンの好きなコーナーより好きなものを抜粋します。

リス人間の里のコーナー

いきなりなんなんだ。説明がないとわからないコーナーを初手でくりだすな、とお思いかもしれませんが、しっかり聞いていたリスナーであってもまるでわからないコーナーです。こちらは岩井さんのフリートークに登場した謎の単語から爆誕したコーナー。コーナー化してからは、色んなリスナーの「このあいだリス人間の里に行ってきた」という体験談が寄せられるようになりました。

一方で「リス人間の里」が一体何なのか誰も知らないことにより、のどかな観光地だったりテーマパークだったりとリスナーの意見にばらつきが見られ収拾がつかなくなりおおよそ1ヶ月ほどで終了。

 

ビッくらポン攻略情報

くら寿司のビッくらポンは土日の方が当たる確率が高い、という小ネタから爆誕したコーナー。初期は「いなり寿司を5皿連続で食べるとディスプレイに『童貞』の文字が映し出される」などのとんだデマがメイン。

のちに、設定6のビッくらポンを探すリスナーや蛭子能収さんがビッくらポンにハマっているらしいといったギャンブル色の強いお便りが続くようになり、それと同時にくら寿司の中の人に見つかった気配を察知して逃げるようにコーナー終了。

 

日常に潜むアメリカのコーナー

「名古屋へ旅行に行ったが、実質アメリカだった」という岩井さんのフリートークから爆誕したコーナー。リスナーの身の回りのできごとや周囲の人の立ち振舞いからアメリカっぽさを感知し「これはアメリカですか?」とハライチの二人に問いかけます。

しかし、次第に「これはアメリカですか?」と問いかけながらペリカの話をするなど、「アメリカじゃなくて〇〇リカだろ!」待ちの自由すぎるリスナーが増えてきたため終了。なお、類似コーナーに「日常に潜むじゃがいものコーナー」もあります。内容はだいたい同じ。

 

アンナの予言

突如澤部さんの娘が「アンナアンナアンナ……○○!」という禍々しいフレーズを口に出すようになったことから、実はその内容が予言なのではという話になり爆誕したコーナー。このコーナーによって、女優もアイドルもモデルも食い散らかす架空の若手俳優、佐野ヨウスケが爆誕しました。

その他にも某お騒がせタレントが次に目をつけるのは藤井四段(当時)ではないかなど絶妙なゴシップ性が魅力的なコーナーでしたが、リスナーから寄せられた予言が実際に的中してしまうというあまりにも恐ろしすぎる事態に陥ったため、泣く泣くコーナー終了。

 

能力者のコーナー

岩井さんが自らの物忘れの激しさについて、実は「忘却の彼方~フォゲット ザ フォゲット~」の能力者であると告白したことから爆誕したコーナー。リスナーがありとあらゆる日常のあるあるを「○○の○○~△△~」(○部分には漢字の単語、△部分にはカタカナ単語が入ることが多い)という能力のせいだ、と主張し、ハンター×ハンターっぽさを楽しむコーナーです。

あまりにも好きすぎた能力をいくつかメモっているのでご紹介。

母親とどんなにケンカをしても寝る前に必ず「おやすみ」と言える能力「偉大なる聖母への宣言~グッドナイトマム~」
ラルフローレンのLサイズを購入し「これ海外のLサイズじゃん!」となる能力「有り余る布~ウルトラ・サカゼン~」
アナコンダと遭遇したときだけ、ワイナイナよりも速く走れる能力「自然の驚異~ワイナイナナコンダ~」

 

ターンリスナーの切れ味のよさとあるある感知能力の高さが発揮されレギュラーコーナー化目前だったものの、最終的にリスナーがふざけだしてしまい岩井さんの逆鱗に触れたことによって終了しました。

 

ネクストターンズヒント

エンディングにて、次回のハライチのターン!のヒントを某少年探偵風に告知するコーナー。「電信柱の影の向き」など、これ絶対にコ●ンで既出でしょ?という絶妙なヒントから、それはヒントではなくただの凶器なのでは?というものまでさまざまなヒントが寄せられました。

毎週、前回のヒントをおさらいして答え合わせをしていたのですがあまりにこじつけすぎることからあえなく終了。

 

「ラジオにおけるコーナーとはこんなに使い捨てのものだったか?」と思うくらい、色んなコーナーが生まれては消えていく消費社会の象徴のようなハライチのターン!、この新陳代謝の良さに仕事中何度も救われていくのでしょう。

 

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