キングオブコント2017にて、驚愕のネタを披露し、審査員であるダウンタウンの松本さんの頭を抱えさせたにゃんこスター。結果、まさかの準優勝を掴み、その後各種メディアにひっぱりだこになりました。そんなにゃんこスターと、尼神インターがバラエティ番組で競演したとき、不思議な因果関係を築いていたのがとても印象的でした。

誠子VSアンゴラ村長の確執

尼神インターの誠子さんがにゃんこスターのアンゴラ村長さんに「かわいいって言われてるけど、アンタ全然かわいくない!」とdisるシーン。アンゴラ村長さんは、アンゴラ村長さんらしい謎理論とともに頬を膨らませてむくれるという、ぶりっこの権化のような対応でアンサー。

「何やそれ!?」と困惑の表情を見せる誠子さんの姿がとても印象的でした。歴史と革命がぶつかり合う、とんでもないシーンを見た気がしました。

 

女芸人=ブス時代の終焉が近づいている

尼神インターの誠子さんは、1988年生まれ、ピチピチ20代の若手芸人でありながら、そのマインドは良い意味で非常に泥臭く、古き良き女芸人タイプ。山田花子さんのような「ブスなのに女子力高いってなんやねん!」という形で笑いを取ります。

さて、尼神インター誠子さんも、山田花子さんも大阪よしもとの芸人さんですが、同じく大阪よしもとの女芸人として経歴を重ね、ある種異端な道を切り拓いた人がいます。

アジアンの隅田さんです。

隅田さんは、相方である馬場園さんが絶賛するほどの女子力の高さを武器にしている女芸人。しかし、その女子力という武器を打ち消す魔法「ブスいじり」によって婚活が進まないことに耐えられなくなったと告白し、一時休止期間に入っていました。

休止期間を経て隅田さんは「ブスいじりのせいで彼氏ができないという考えは間違いだった」と語りますが、だからと言って「ブスいじりが必要」というわけではないのではと、一視聴者は思います。

むしろ、ブスに頼った安直なボケに頼る現状から、当人も周囲も逃げ出していいんじゃないかな。「芸人なのにブスって言われるの嫌とか訳わからん」という意見も見かけます。確かに、芸人という道を進む上で、ブスいじりで溢れ返ることは十分想像できたはず。しかし、安易に容姿をいじって、みんなが空気を読んでなんとなく愛想笑いして、なんとなく芸人なりタレントなりウケた実感を得てしまうこの環境、いつまで続くんでしょうか。

 

ブスや美人という凡庸を捨てるべきなのかもしれない

これはまた別の芸人さんの話ですが、どんな番組でもしつこく繰り返される「シュレックじゃねーわ」のくだりを見てると、同じボケを毎日新鮮な気持ちで繰り返す、面倒な上司の機嫌をとってあげるバカに徹した狡猾なお茶くみOLちゃんを見ているような気持ちになっていたたまれない。

マツコデラックスさんが、過去にいじめられていた経験を告白した折に、デブ、と言われて「そんなもん見たら分かるだろ、デブにデブって言って何が楽しいんだよ」と返したことを語っていました。板尾創路先生の言葉を借りるなら、「そりゃ、そやな」。

より強い個性を求められる「芸人」という特殊な職業だからこそ、ちょいブスもちょい美人も、いまや付加価値ではないのかもしれません。

 

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