私が華の女子高生だった頃の愛読書、それは『サンキュ!』。そう、30代主婦No.1生活情報誌という印象的な触れ込みで展開される、ベネッセコーポレーション出版の『サンキュ!』です。
高校生の頃、欲しいが多かった私は、アルバイトだけでは貯金が貯まらないことに絶望し「支出を減らす方法」を模索。すると『サンキュ!』で紹介される節約術や節約レシピがめちゃくちゃ参考になることに気づきました。
近年「節約」で情報を集めようとすると、「ポイントサイトを使おう」とか「副業で稼ごう」という情報が目立つような気がします。もちろん、ただ使うだけではいつか貯蓄も底をつくはずなので、増やす・稼ぐことも大切。
でも、やっぱり、私たちは節約したいんだ……!小さいことを続けて、家計簿の微妙な数字の変化にウキウキしたいんだ……!ということで、貯蓄につながる、生活コストを下げるための節約術をまとめてみました。
1、0円で生活する日を決める
言い方を変えれば「買い物をする日を決める」。例えば、月・水・金・土は、スーパーやドラッグストアで買い物OK、など買い物できる日と出来ない日を決めます。
そして、それ以外の日は財布を取り出さないようにします。
「飲み物切れたから買いに行こう」→「今日、0円デーの火曜日だった!」と気づいたときには、その日一日水で乗り切りましょう。しょうゆが切れたなら極限まで塩味で乗り切るもしくは、しょうゆを使わないレシピへチェンジ。
これは、月曜日に十分な買い物をしておかなかった自分への制裁っ……!セルフ罰ゲームありきの、人生ゲームなのだっ……!
慣れてきたら0円デーを増やしていきます。うまく行けば、週に5~6日は何も買わなくてもどうにかなります。そして「ちょっとのど乾いたけど、今日、せっかく何も買い物してないのにここでお茶買っちゃったら0円デーじゃなくなっちゃうから我慢して帰ろう」という考えにつながり、結果的に節約になるのです。
2、買い物をする時にはメモをフル活用
上記のような買い忘れが起こらないよう、買い物に行くときには必ずメモを作っておきましょう。
そして、買い物先では絶対にメモ以外のものを買わないようにします。
ノリで買っちゃうアイスとか、レジ前のいちご大福は圧倒的アウツ。意思の弱い人は、最寄スーパーの惣菜コーナーと菓子コーナーと酒コーナーは爆破されたという設定で日々を生きてください。爆破されて存在しないコーナーなんだから、寄る必要ないな?
3、レシートは絶対もらう
貯蓄を増やすためには、とにかく自分の支出を意識することが欠かせません。レシートは必ずもらい、パンパンになってきたタイミングで帳簿をつけましょう。
めんどくさい人は、レシートを撮るだけで帳簿をつけてくれる家計簿アプリ(家計簿マネーフォワードとか家計簿Dr.Walletとか家計簿Zaimレシートとかレシートストックとか)がおすすめ。
それすら面倒な人は、捨てる前に目を通すだけでもいいです。そうすると「この1週間、なんだかんだコンビニ行きまくってるなあ」とか「この日、1日で○○円も使ってるなあ」と意識できます。意識した瞬間の、ゾッとした感覚を大切にしましょう。
4、光熱費節約チャレンジ
私の住んでいる地域は、ローカルマダムから「あの辺りってガス会社○○さんなんでしょ?大変ね~」と言われるほど、ガス代が高いで有名な地域です。
そのため、日々「いかにしてガスを使わずに過ごすか」というチャレンジをしています。
例えば、料理を作るときにも本当にこの作業はコンロでしかできないのかを考え、できる限りレンジで代用したり、カセットコンロを導入したり、ガスを使っている時間を短縮するため煮物より炒めものを中心にしたり、多めに作って作り置きにしたり冷凍保存したり。電気代でも同様のチャレンジをしていましたが、案外どうにかなるのが面白いです。
ポイントは心の中に「道路の白いところ踏んで帰ろうぜ!白いところ以外踏んだら死亡な!」というゲームで遊ぶ小学生を住まわせて「今日は電気使わないルールな!」と自分自身にゲーム感覚で持ちかけることです。真っ暗な部屋の中でも、案外生きられます。
5、欲しいものを一旦「待て」する
服とか、コスメとか、本とか、インテリアとか……「欲しい!」って思ったものを、その瞬間に購入するのはタブー。今度は心の中に忠犬を住まわせて、一旦「待て」をしてください。
不思議なもので、買い物中の「欲しい!」という気持ちは、自宅に帰ると落ち着く場合がほとんどです。「いや……冷静に考えてあの服着てどこ行くん……」みたいなこと、めちゃくちゃあります。
この冷却期間を必ず作るとともに「1週間後にもまだ同じ熱量だったら買おう」というルールを決めるのもおすすめです。
節約術は継続が大切!
こうした節約術は、長く続ければ続けるほど、大きな金額の貯蓄につながります。
長く続けるポイントは、自分自身をママ的目線から飼いならすこと。
時に小学生を召喚してともにゲームを楽しみ、時に犬としてしつけを叩き込み、時にアメもやります。上手くいかないときも必ずありますが、ママ的目線で寛容に向き合いながら、節約生活を続けましょう。
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